自立と個の確立と

前回の続き
コミュニケーションが取れない自分と向き合い インナーチャイルドとの再会 癒しを通じて
自分との会話ができるようになりましたか?
ここで自立という課題があります
経済的な自立と精神的な自立があります
これはお互いに影響し合っているのですが 今回は分けて考えます ここでは精神的な自立を
ACの自立への第一歩は親離れ 親への強い愛着を自分の側から手放すことです
これもインナーチャイルドと会話をしてみます
あなた(インナーチャイルド)が握りしめて離さないでいる親の袖は もう離してもいいんだよ
もうあなたは自分の足で立てる 自分の足で歩けるんだよ 自由にどこへでも行けるんだよ と
そして大きくなったあなたもインナーチャイルドの手を離してあげます
自由に歩き 走り 跳ね 歌い 笑う姿を眺めます
そして見守ります 見守る これもあなたが小さい頃にしてもらえなかったこと
見捨てる 見放す ではなく 見守る
自分が自分を見守ることができるようになることが大切です
※何が親への愛着だ!親には恨み憎しみしかないっ!と仰るあなた
自分の内側を探ってください
恨み憎しみが強いということは 対極にその大きさと同じだけの愛着があるということ
気づきましたか?
自立の感覚
肩幅に足を開いて 足の裏全体を床に着ける
土の地面だとなお良いのですが どこでもいい フロアでも畳でも
自分は地球という大地の上に 自分の足で確かに立っている
大地のエネルギーが パワーが 足裏から身体全体を満たしている 身体が温かくなっていく
こんな感覚を得られればいいと思います
そして個の確立
ここでは「他の誰でもない たった一人の私」という感覚でいいと思います
シュタイナー教育の演劇ワークショップの導入部分で詠唱されると 教えていただいた詩
この世にたった一人の
他の誰でもない
かけがえのない 私
この詩を 大地のパワーと共に感じることができると 感覚が変わってくると思います

自分とコミュニケーションが取れない

ここからはしばらく他者とのコミュニケーションをやめましょう
他者とのコミュニケーションの前にまず自分とのコミュニケーションを
というのもこの間の恋で得た体験
他者とコミュニケーションできない理由が自分の中にあると 強く感じたからです
自分自身とまずコミュニケーションを取ることが先決でそれができて初めて他者とのコミュニケーションができるのです
自分自身 とはこのブログではお馴染みの インナーチャイルドのこと
内なる自分 もう一人の自分 との自問自答
ACの場合 インナーチャイルドが自分の実年齢より余りに小さくて 言葉も出ない 会話さえできないこともあります
私がそうでした 出会った時にはまだ3歳児 怖くて寂しくて悲しくて震えて小さくなっていました
そんな場合はまずインナーチャイルドを癒して 成長を待ってから 会話をすることになります
子どものままでいたい〜インナーチャイルドの癒し〜
では具体的にはどういうことか
まず自分の感情をそのままの大きさできちんと感じる それを言葉にすること
といってもACは「感情」になかなか気づけない ひょっとしたら感情という言葉の意味が分からないでいる
感情(感じる)も思考(考える)も区別がつかない状態 これを区別しましょう
それから「欲求」とか「理性」とか「自我」とか 自分の脳内にある感覚を ひとまず分けましょう
ACが一番不得意としている 感情を言葉にする このトレーニングです
大ざっぱには喜怒哀楽の感情があります
ACは怒哀が強い これは表現が上手 というか過剰なほど喜と楽の表現がとても苦手
生育歴に忠実に 感情表現も形づくられます
怒 哀 恐 怖 悲 この体験が長い間続いたのです 喜 楽 愛 幸 がなかったのです
今までに得られなかった感情を体験することが 最高の回復法
今までの傷を癒すように インナーチャイルドに語りかけてみましょう
「怖かったね 寂しかったんだね 心配だったね
今まであなた(自分のインナーチャイルド)に気づいてあげられなくてごめんね
もう大丈夫だよ 私がずっと側にいるから もう安心していいよ もう泣かなくていいよ 震えてなくてもいいよ…」
ハグしてあげて 頭を撫でてあげて つまりあなたが小さい頃にして欲しくてしてもらえなかったことを
大きくなったあなたが 小さいあなたにしてあげるのです 自分で自分を癒す作業です
インナーチャイルドに笑顔が戻るまで 語りかけます
少しずつ笑顔になります 言葉も出てくるようになります
怯えていた表情が消えていきます 子どもらしい自由奔放さが現れて来ます
そうなればひと安心
癒されたインナーチャイルドは急速に成長します あなたの実年齢に近くなります
四六時中インナーチャイルドを感じている必要はありませんが 時々はその存在を意識しましょう
時々は会話をしましょう 最近どう? など自問自答
何か行き詰まったり 壁に突き当たったりした時に 俯瞰して自分を眺めていてくれるもう一人の自分を感じることは とても大切です

恋バナの結末

夏の間 暑苦しくウザく燃え上がっていた恋
ただでさえクソ暑いのに 愛してます 大好きですの言葉で 灼熱の夏でした
秋の気配と共にそれはクールダウン
恋の炎は小さくなり 残ったのは静かな愛 でした
メールの文面も一転 相手を静かに眺めるように 落ち着いた文章
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ただ あなたを愛してます と言った以上
あなたの全てを引き受ける覚悟はできています
何かあれば あなたを支えます いつでも声をかけてくれれば応えます
と送ったメールには 何ひとつ変わりはありません
ずっとずっとあなたを愛しています
このままあなたを愛して 年老いて死んでいきます それでいい
あなたを愛しています とても愛しています
それは私の自由 私の意志
あなたにはあなたの自由がある
あなたは自分の思うままに生きていい
私はあなたの自由を奪うつもりも あなたを支配しコントロールするつもりもない
あなたの人生は あなただけのもの
私の愛を受け入れるのも 別の愛を受け入れるのも あなたの自由
ただ 一つだけ 別の理由があります
あなたのコミュニケーション能力のうちの 他者の感情を聴く力
相手の気持ちを想像する力は まだまだ未熟だよね
それは自分の感情が分からないから
他人のことよりもまだ 自分のことでいっぱいいっぱいだから かな
言葉で伝えても応えてくれない人に 愛してます 大好きです と言うのも虚しいよね
だからもうこの言葉は口にしません
口にしないだけです
(出さないメールより)
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そんなこんなで私の恋バナは 一応の決着を見ました
読者の皆さまには おつき合いいただき ありがとうございます