生き直し

前回は親の納骨のことを書きました。
私がAC共依存から離れられたのは、当然ながら親の死があったからです。

存在がなくなる、親がいなくなる。それまで抱えていた全てが終わるのです。
強い愛着、執着、恨み、憎しみ、悲しみ、怒り、言葉にできなかった感情の全て。
親と自分を縛り付けていた共依存という怪物が消えてなくなります。

もちろんこれに狼狽え戸惑い、自分を失くします。親と私は一卵性だったのですから。
その喪失感も長くは続きません。自分の手で足で、自分の頭で生きていくことになります。

親への思い。言いたくて言えなかったこと、言って欲しくて言ってもらえなかったこと、してあげたくてできなかったこと、して欲しくてしてもらえなかったこと。できなかったことを諦め、手放す。これで区切りがつけられます。

今までのことを終わったこととして受け止め、受け入れる。終わったことを少し離れて、まるで風景画のように眺める。

親の死とは、AC共依存を手放すための儀式でもあります。
その後は自分の生き直しです。文字通りの生き直し。

親からもらった価値観、コミュニケーションパターン、認知の癖などなどは、ほとんどが役に立たないどころか邪魔なもの。全部捨てます。そうすると肝心の自分には何もありません。親に代わる師を探します。見つけるのは大変ですが、探します。その間にも他者の優れた点を真似る=学ぶ のです。

道は遠いですが、楽しんで生きることを覚えましょう。今まで楽しむなんて罪悪感でいっぱいでしたから。たっぷり楽しんで構いません。人生は楽しい。

IMG_3224

投稿者:

Pure

機能不全家族に生まれ育ったAC・アダルトチルドレンをピアカウンセリングします。コミュニケーションの不全やパーソナリティの不全にも向き合います。