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新役員さんに 会則の3つのポイント

新役員の皆さん  今後1ないし2年ご苦労様です。

ご就任に当たって自治会会則について、以下の3つのポイントを指摘しておきたいと思います。この3つのポイントは当たり前のように見えますが、自治会30年の先輩たちの英知が濃縮されています。ぜひ、噛み締めて読んで下さい。じつは、自治会のことをよく知った人でもしばしば間違えることがありますので。

1.総会は自治会の最高決定機関である。

この条項の意味するところは、総会で決まったことは、役員会では従わなければならないということです。役員会で総会の決議を勝手に変えることは出来ません。

2.会則の改訂は総会でしかできません。

しかも、改訂のためには、過半数でなく、3分の2以上の同意が必要だということです。

3.自治会の運営は民主的に行われなければなりません。

よく間違うのは、民主的運営を単に多数決で決めるという考えです。民主的運営の精神は、十分な情報公開をし、十分な議論を尽くしたうえで、多数決で決めることです。

 

以上の点は、自治会会則と国政とを対比してみると、よく理解できます。

1.総会は自治会の最高決議機関というのは、三権分立に対応します。

総会・役員会・監査は国会・内閣・裁判所に対応します。ついでながら、監査は会計監査・業務監査が含まれています。

2.会則改訂には、2/3以上の賛成が必要です。

これは、国政における憲法改正に対応しています。時の役員の意向によって簡単に変えられないようになっています。

3.民主的運営というのは、国会のテレビ中継をみていると、よく分かります。

提案を、十分に時間を掛けて説明し、討議した上で採決をするという立場です。

(平成30年度広報担当副会長TT)

 

「見守り隊」と上手なお付き合いを!

見守り隊の一員として、この1年間を振り返ってみると、自治会員の老齢化が確実に進んでいます。親しくしていた人の中に、亡くなったり、老人施設に移った例が増えてきました。

ところが、「あすみ132号」に福祉委員長・兀脇さんが心配しているように、見守り対象者が年々減少しています。私も心配しています。
3月14日の日経新聞「中外時評」に

「人生100年時代支えられ上手に」(論説委員辻本浩子)

という注目するべき記事がありましたので、紹介します。

《日本人の平均寿命は年々伸びており、人生100年時代はもうすぐそこになっている。しかし、平均寿命と健康寿命の差はあまり縮まっていない。人生100年時代は支えられ上手になること。助けを求めないことが自立した人間という意識を持っている人が多いが、自分の状態を把握して必要な時には援助を求める力も、一つの自立、自助のかたちだ。援助を上手に利用する力のことを「受援力」という。》
高齢で一人暮らし方、夫婦二人暮らし方、高齢の両親と別居している家族の方、遠慮なく見守り隊にご相談ください。

ご近所の方も、ご相談に乗ってあげて下さい。広報担当副会長TT

ブログ年間掲載一覧(3)近隣の諸情報

〔平成31年1月度役員会資料〕から分割転載

広報担当副会長TT

会員用ブログには、以下のような近隣の文化情報、季節情報、出来事も記載されています。

( )内は2018年度掲載日付

サマーフェスティバルと花火
創造の杜、昭和の森の花火の動画は圧巻

あすみが丘の文化情報
両陛下の肖像画を描いた野田浩画伯とホキ美術館(8/9)
5丁目に住んでおられた日本画の大家田淵俊夫画伯

‐元・東京芸大副学長、奈良薬師寺食堂(じきどう)の巨大な「阿弥陀三尊浄土図」を完成(8/12)

季節の話題
自治会内の季節の花 情報多数

近隣で見かけた出来事
駅前で行き倒れになっていた人の救出協力(5/6)
点字ブロックを外れた人の誘導(6/7) ほか

ブログ年間掲載一覧(2)自治会運営に有用な情報

〔平成31年1月度役員会資料〕から分割転載

広報担当副会長TT

一月度役員会に提出した資料から、自治会運営に役立つ情報を纏めました。

私は10数年前に副会長を経験しましたが、29年度の副会長になった時は前のことをすっかり忘れしまって、半年ほどをボッとして過ごしました。私だけでなく、多くの新任役員は似たような状態だと思います。それでも、例年継承されているルーチン的業務は支障なく進んでいました。

ところが、昨年度は「会則の大幅改定」、本年度は「集会所の立て直しと自治会の法人化」という大きな問題が提案されました。このような大きな提案があると、担当役員とその他の役員には情報量の大きな差が生じてきました。その結果、細かいことは分からずに、幹部役員の言っていることは間違いないだろ うという性善説に基づいて議決に賛成票を投じる人が多く見られました。これは時として、問題を起こす可能性があります。

そこで、法律・条例・市の指導、近隣の自治会の情報、第一自治会の歴史からの考察などを纏めてみました。以下をご覧ください。

以下の情報は、次期の新任役員が短期間に勉強するのに適したものでもあります。さらに詳しく知りたい人のために、参考資料を紹介しています。情報を共有して、議論して、決めるのが民主主義の基本です。

( )内は2018年の度掲載日付

 集会所建替え、法人化に関係する法律・条例と近隣の例
(リンク先:〈新あすみが丘ふるさとエクスプローラー〉)(4/11)

 近隣の自治会(その1~その9)
新旧町名比較地図(5/13)、昭和57年の空撮写真地図(5/12)、平成4年空撮写真地図(5/13)、調査結果の要約(5/17)、あすみが丘以前の住宅開発地‐大木戸台、大椎台、越智はなみずき台‐(5/20)、東急不動産による住宅開発地(5/23)、土気旧市街‐気南中央町内会、2丁目荻生町内会‐(5/26)、あすみが丘ガーデンコート(5/26)、まとめ(5/31)

 自治会運営に関する視点
都市工学の専門家からのアドバイス(6/8)、千葉市コンパクトシティ構想と土気地区(8/8)、集会所立替えについて考える8つのキーワード(8/24)
第一自治会の歴史(広報誌「あすみ」から)
平成22年以降{あすみ」から(9/4)、アルトクラブといきいきサロンなど(9/29)、自治会バス旅行と同好会ハイキングクラブ(12/21)、正常な自治会運営と広報活動(12/22)、皆の努力で続けられているサマーフェスティバル(12/23)

自治会運営に参考になる易しい資料‐図書紹介‐
山崎亮『コミュニティデザインの時代、自分たちでまちをつくる』(中公新書)(11/13)
山崎亮『縮充する日本‐参加が創り出す人口減少社会の希望』(PHP新書)(11/13)
近藤克則『長生きできるまち』(角川新書)
健康寿命を延ばすまちづくり。著者は千葉大教授。(10/25)

 

ブログ年間掲載一覧(1)定例報告および緊急報告

〔平成31年1月度役員会資料〕から分割転載

広報担当副会長TT

役員会に提出した記事を3分割して、一般会員の皆様にお知らせします。今回は長年続けられている月例報告と近隣で起こった犯罪などの緊急報告です。

月例的なものは、現在の情報としてもちろん有用ですが、記録としても犯罪・見守り隊などの経年変化が読み取れます。「過去数年間の動向を見ると、犯罪件数は悪くなっていない」ということです。これは素晴らしいことだと思います。防犯パトロールを怠ると悪化する恐れがあります。近くで犯罪・事故が起こると、住民の皆さんの関心が高まり、緊急報告の効果が期待できます。

見守り隊対象者では、亡くなったり、高齢者施設に移った方が多く見られますが、この自治会におられた間には、見守り隊が何らかの元気づけになったと思います。

以下、ご覧ください。

月例報告
(歴史を辿るときに役立つ。5年先、10年先に残しておきたい記録である。自治会創立以来の広報誌「あすみ」が歴史をたどるのに役立っているように)
○ 見守り隊議事録(2015年~)
○ 見守り隊第一班(他の班も投稿を)
○ 防犯パトロール第一ブロック(他のブロックも投稿を)
○ 合同パトロール報告
○ 地域犯罪情報(リンク先「新あすみが丘ふるさとエクスプローラー」2014年~)南警察提供
近隣の犯罪・事故速報(速報性が重要)
2017.9.19 ひったくり 1丁目 18日夜 土気駅と第一自治会の間
2017.10.17 ひったくり 土気町 13日夜 この頃ひったくりが多発
2017.10.10 空き巣 4丁目
2017.12.1 空き巣 8丁目
2017.12.9 空き巣 5丁目夜
2018.1.30 侵入盗 5丁目夜半 窓ガラス破壊 第一自治会公園通り
2018.4.4 自動車調整池に転落(第一自治会第5ブロック)
2018.12.9 電話de詐欺 5丁目(第一自治会)
2018.12.27 侵入盗 高津戸町 夜半出窓破壊
2019.1.7  侵入盗 あすみが丘9丁目 連続発生要注意

千葉市(南警察)の緊急防犯情報・ワンポイント防犯情報
毎月2,3件はあり、、参考になる。

高齢者福祉に関する情報

近隣の高齢者福祉の情報は、毎月数件はあり、参考になる。

自治会の歴史(追加5)皆の努力で続けられているサマーフェスティバル

広報担当副会長

ここでは、サマーフェスティバルが東急不動産主催から地域主催に変換した平成14年~平成19年頃の第一自治会の活動の思い出を書きます。東急不動産主催の頃は、タレントを外部から呼ぶのが目玉でした。資金がないため、それを自分たちの手作りでやろうというのが、地域主催でした。

模擬店大賞:(泉田会長、森山会長)

集会所にある表彰状を見ると、第一自治会は平成14年、15年(2002年、2003年)に2回も模擬店大賞を受賞しています。以前からフェスティバルには熱心だったことが分かります。

あすみが丘サマーフェスティバル実行企画委員会委員長は森山あすみが丘第一自治会長)

平成16年(2004年)、平成17年(2005年)は、東急不動産主催から地域主催への変換期です。平成16年に東急不動産から「主催を地域に変換してほしい」との申し入れがあり、サマーフェスティバル実行企画委員会が設立されました。初代の会長は、あすみが丘の新住宅地で一番古い第一自治会の森山会長でした。副会長をしていた私は第一自治会担当として参加しました。この年のサマーフェスティバルは20回目で「はたちの独立」と銘打って行われました。この年は地域主催ではありましたが、東急不動産の支援がありました。新企画として、よさこいソーラン、和太鼓すめらぎ、ジェフ千葉お届け隊などが組み入れられました。花火時の参加者は警察調べで5000人、第一自治会模擬店訪問者900人の記録があります。露天商のまとめ役、花火師との交渉は旧市街の方が得意でした。黒い帽子を斜めに被ったカッコイイ露天商のまとめ役が回ってきた時には、露天商の皆さんが緊張していたことを思い出します。

最初に独立した地域主催サマーフェスティバル:こどもフェスタ2007

最初の独立した地域主催のサマーフェスティバルは平成19年(2007年)でした。片山会長の頃で、文化体育部長は寺本さんでした。この年は資金がなく、まったく手作りの子供向けフェスティバルでした。その頃、活躍したのは森山さんです。テント張りの指導はいつも森山さんでした。この年は竹馬、水鉄砲、缶馬とびの指導も森山さんがしました。よさこいソーラン、紙ヒコーキも人気でした。打ち上げ花火が出来なかったので、代わりにナイヤガラを含めた子供花火をしました。これが意外に大変人気でした。活躍したのが、大木戸サッカークラブと寺本さんでした。子供向けのミニサーカーもやりました。

以下に特記事項を3点追加します。

よさこいソーラン「翠天翔」

平成17年(2005年)、私は実行企画委員の一人として、あすみが丘プラザの運営委員代表をされていた土気町のMさんの所へ、地域で参加して貰うのにいい団体はないかと相談に行きました。紹介して頂いたのが、よさこいソーラン「翠天翔」代表の女性Sさんでした。その後、翠天翔とのお付き合いは続き、数年前まで寺本さんと一緒にサポーターとして、夫婦でクリスマスパーティーに参加していました。長谷部さんと一緒に、あすみが丘ふるさとエクスプローラーで取材したこともあります。

土気高吹奏楽団:

土気高との関係は、平成16年(2004年)に国際交流で引率の先生のホームステイを引き受けたことに始まります。その時は、寺本さんにお願いして、お宅で土気高の先生方も含めたガーデンパーティーをしました。土気高とはその時以来の付き合いです。サマーフェスティバルになくてはならない存在になりました。吹奏楽は土気・土気南・大椎の3中学にも拡がりました。

個人募金の始まり:

平成17年(2005年)には、まだ東急不動産の支援があり、それに加えて商工会の募金で運営していました。その頃、第一自治会の近くの商店街に募金をお願いに廻ったことがあります。その中には、苦しい経営の中から協力して頂く所もありました。このことを寺本さんに話すと、「僕も出します」と言って頂きました。「ならば、私も出します」と言ったのが、個人募金の始まりだったと思います。配られ来た募金者名を書いたチラシには、商店・クリニックらの他に、2名だけ個人名が載っていました。寺本さんと私の名は同じ大きさで書かれていましたが、寄付金額は寺本さんが一桁多かったのです。その後、自治会単位で募金が回るようになりました。

 

 

 

自治会の歴史(追加4)正常な自治会運営と広報活動

広報担当副会長TT

5月発行の「あすみ」130号に、『広報「あすみ」から見た自治会の歴史』として、基礎作り期(~平成7年頃)、成長期(平成8~14年頃)、最盛期(平成15~21年)、転換期(平成22年頃~)に分けて紹介しました。

ここでは、最後の転換期について、広報の立場から考えてみたいと思います。担当会長は、吉川(2期)、井出(2期)、長谷部(2期)、須田(1期)、森山(2期目)の各氏です。

自治会の運営は会則第1章 総則にあるように民主的に行うのが原則です。民主的というのは、十分な情報を共有し、よく議論した上、多数決で決めることだと思います。近年、どうも多数決決済だけが重要視されているように感じます。そこで、とくに情報の共有という立場から、この期間を振り替えってみました。

1.平成22~23年度
この年から広報誌「あすみ」の発行が、それまでは年5~6回だったものが、年2回に減りました。その上、会長の挨拶も無く、記事に署名が無くなりました。自治会役員の活動が見え難くなっています。

この間、平成21年に723名だった会員数が、平成24年には678名に減少しています。このうち、22名はワンハンドレッドヒルズの分離によりものですが、その他の減少も大きくなっています。従来、会員の減少は高齢化によるとされていましたが、そればかりではないように思われます。情報伝達不足による、会員の自治会離れが起こっていると思われます。

2.平成24~25年度
当時の会長は『30年のあゆみ』に、「自治会運営においては、役員の意見を尊重し、役員会がオープンに進むように進むように努めた」と書かれています。ごく当たり前のことがことさらに書かれている所を見ると、前の時期から、なにかの問題を感じていたように見受けられます。ただ、年2回の「あすみ」発行だけでは、十分に情報が流されなかったと思います。幸いこの間、大きな問題は起こっていません。

3.平成26~27年度
風通しを良くするために、ホームページの再開、ブログの新設が実行されました。とくにブログの新設はホームページ管理者に負担をかけず、会員から自由に投稿でき、便利です。しかし、投稿が、見守り隊・防犯関係の情報に留まり、利用が広がるのに時間がかかっています。投稿者側にも問題があります。広報誌「あすみ」の発行は年2回で変わっていませんが、この間も大きな問題は起こっていません。

4.平成28年度
この年の総会で、ブログ閉鎖という影響の大きい提案が出され、論争が起きました。

一般会員に伝わったのが、総会の直前でした。このような問題は、少なくても、1年前から会員に問題と思う点を伝え、議論の場を設けるのが、適当だったと思います。情報伝達の不足が問題を大きくしたのではないでしょうか。

5.平成29年度
この年も総会で、会則の大幅改定が出され、大きな論争になりました。

一般会員にその情報が伝わったのは、総会直前でした。このような問題も、1年前から何らかの予告があり、検討経過の広報誌などにより周知徹底し、意見を求めるのが筋だったと思います。会則では、会則等の改廃については特別な配慮がされていますが、情報伝達でもしかるべき配慮が欲しかったと感じます。

この種の問題は、今後とも起こり兼ねないので、注意したいと思います。

自治会の歴史(追加3)自治会バス旅行+同好会ハイキングクラブ

広報担当副会長TT

自治会会活動の思い出として、バス旅行とプラザ同好会「ハイキングクラブ」の記録を纏めました。

自治会主催バス旅行は平成16年以降は「いきいきサロン」主催です。

最初の頃は、遠くまで行って、少しは歩いていましたが、最近は高齢化が進み、80歳から90歳の人が中心になり、エアロビクスセンタースイス亭になりました。参加は女性が多く2~30人。今年は中止。

11年度 川口(婦人部主催)
16年度 花の美術館と動物公園(以下、いきいきサロン主催、代表 森山さん、松本さん)
17年度 葛西臨海公園
18年度 佐原、水郷
19年度 国立歴史博物館
20年度 川村記念美術館
23年度 東京ドイツ村
24年度 木更津アウトレット
25年度 成田山新勝寺
26年度 さくらチューリップ祭り
27年度 アンデルセン公園
28年度 スイス亭
29年度 スイス亭
30年度 中止

ハイキングクラブ(プラザ同好会、代表長谷部さん)

健脚向けでした。10キロ程度で3~4時間。70代中心で男性が多く、10名ほど。他の自治会の人との交流もできました。数年前から高齢化により、立ち消え。思い出が残りました。

平成16年2月 花嫁街道

平成16年5月 鴨川・大山千枚田

平成16年11月 東大千葉演習林

平成17年10月 西沢渓谷 平成17年11月 清澄山あじさいの道

平成18年3月 美ヶ原スノーシューイング

平成18年7月 霧ヶ峰車山~八島ケ原湿原

平成19年1月 房総富山ハイキング

平成19年2月 小中池 平成

18年7月 大福山・梅が瀬渓谷

平成19年2月 小中池コース

平成19年4月 鎌取・四季の道

平成19年5月 太東崎

平成20年11月 笠森観音尾根

平成21年1月 江月水仙ロード

平成21年5月 土気近辺

平成22年1月 本埜村白鳥見学

平成25年4月 圏央道開通記念ウオークラリー

 

 

街作り、お勧めの本(追加2):

山崎亮『縮充する日本 「参加」が創り出す人口減少社会の希望』(PHP新書、2016年) 1200円+税
広報担当副会長TT
山崎氏の著書の追加です。とくに、自治会等のリーダーの記載が、今後自治会のリーダーになる方の参考になると思います。以下、ご覧ください

第3章 「苦情や抵抗から自主運営へ-政治・行政における参加の潮流‐」の中に、「市民参加の条件は整っている」という項があります。そこに次のように書かれています。
「……人口減少・税収減少の現在、市民参加型の活動がより重要になっている。市民参加を促すためには次の6つの条件が必要である。」(146ページ)
1.市民へのインフォメーションが与えられること
2.参加した行動が有効であると市民が感じられること
3.費用の負担を市民が引き受けられること
4.参加することが生活や仕事に支障をきたさないこと
5.市民のための教育が学校でも行われること
6.圧倒的な影響力ではなく対話で活動が進められるリーダーが存在すること
……」

当たり前のことが書かれていますが、6番目のリーダーの存在について、もう少し詳しく付け加えます。
○圧倒的な影響力ではなく対話で活動が進められるリーダーが存在
著者の経験から、好ましいリーダー次のように書かれているのは、興味深く傾聴に値すると思います。
「……、どこの街にも影響力を持っている人が必ずいる。しかし、そういう人が話し合いの場を仕切らないファシリティション(討議を活性化する能力というほどの意味)が必要である。住民参加型に大切なのは、いつも発言している意見よりも、いつも黙っている人の本音である。……」(151ページから)

好ましいリーダー像として、次のようにも書かれています。
「……命令するのではなく、お願いすることを厭わない。先頭に立ってメンバーをグイグイ引っ張るのではなく、メンバーから背中を押してもらいながら上手に舵をとっていく。……」(152ページから)

私はいま83歳です。平均余命から推定すると、あと7年生きると上等です。健康寿命はその半分以下でしょう。健康寿命というのは、人の助けを借りずに生活できる年齢です。
人の役に立つ仕事の年齢は、すでに過ぎていると思います。あまり余計なことをすると、高齢者の一般的な弊害として言われる「人の意見は聞かず、独断的になる」という老害をまき散らしそうです。我々高齢者が役に立つのは、限られた特殊技能、若い世代が知らない、歴史を纏めるくらいです。あとは、若い頭脳で考えて頂くことを期待します。
以上、参考になれば幸いです。

街づくり、お勧めの本(追加1):

山崎亮『コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる』中公新書、2012年) 860円+税
広報担当副会長TT
街づくりに、お勧めのコンパクトで手ごろな本を2冊追加します。
著者の山崎亮氏は、40歳代の若手の研究者・アドバイザーでコミュニティデザインの第一人者です。大学で教鞭をとる傍ら、いろんなコミュニティーの活動にコンサルタントとして活躍されており、多くの事例を経験されています。
とくに、地縁型のコミュニティーとして、自治会・町内会・商店街会の例が、我々が自治会のことを考える際に参考になります。
易しい本ですので、時間のある方はどうぞ手に取ってください。
高齢者の方には、前回報告しましたように、読書は健康寿命を延ばすのにいいそうです。
自治会の次世代の幹部になる方はぜひ熟読してください。

以下、気になったキーワードを2点だけ紹介します。

○「いいあんばいのつながり」(10ページ)
この本に、自治会などのメンバーの理想的な繋がりとして、「いいあんばいのつながり」の繋がりという絶妙の表現がとられています。
取り上げられているのは、第1章第1節の「自由と安心のバランス」(4ページ)のところです。そこには、「つながりとしがらみ」(7ページ)いう言葉も出ています。
もうお判りでしょうが、昔の農村における隣組は、メンバーのつながりが強固でした。そのため、困った人がいたら部落全体で助け合っていました。ただ、リーダーの個性が強すぎると、しがらみが強く、窮屈なところがありました。
農村から多くの人が都会に出てくる時代になると、しがらみから解放される自由を楽しんでいる一方、お隣さんとの付き合いがなく、孤独感を感じる人が増えてきました。自治会の存在意義はそんなことをなくすることでしたが、昔の農村の隣組のようなしがらみは求めていませんでした。
我々の自治会も注意しないと、この「しがらみ」が復活しそうになるということではないでしょうか?

○「ハード整備偏重時代の終焉」(42ページ)
第1章第5節に書かれています。皆さんすでに感じていることの再確認のような表現です。
自治会館などが老朽化した時は、建て替える必要はあるでしょう。それは別として、今は既にある施設を如何に有効に活用するかが問われている時代だということだと思います。