こんにちは。勤務医の中嶋です。
狂犬病予防シーズンになり、たくさんのワンちゃんたちが来院されています
犬の飼い主さんへ ～狂犬病のマメ知識～
狂犬病は世界的に生息しているウィルスで、日本でも１９５０年以前は多くの人が狂犬病にかかり亡くなっていました
幸いなことに、日本ではもう狂犬病にかかって亡くなってしまう犬も人も全くいません
清浄国となったからです
しかし、今でも狂犬病は世界の多くの地域で発生しており、アジアでは日本以外ほとんどの国でいまだに発生が見られています
清浄国と呼ばれる地域は、ほんの十数か国しかありません。アメリカ、カナダ、お隣韓国など多くの先進国で狂犬病が発生しています。そんな中、日本を狂犬病清浄国としてくれているのが、 「狂犬病予防法」です。
この法律にもとづき、全ての飼い犬は狂犬病予防注射を接種することが義務付けられているというわけです
ちなみに・・・
大学時代に早稲田駅の近くにある国立感染症研究所に実習に通わせて頂いたことがあります
そちらでは、狂犬病ウイルスの疫学調査なども行われており、研究者の方が再度日本に入ってきたら本当に怖いウィルスだから予防が大切だと訴えていたことを覚えています
（狂犬病ウイルスは感染すると恐水発作といってお水を見ただけで怖くなったりして、最後は呼吸困難になる致死率の１００％の感染症です。）
私も、もし狂犬病が日本に入ってきたらと思うとぞっとしました。ちなみに、私もアメリカやカナダに行くときに自分自身の狂犬病ワクチンを接種しました。アメリカなどでは庭先で赤ちゃんを日光浴させている間にコウモリから狂犬病が感染することもあるそうです
次に狂犬病に関連したお知らせです。
明日4月26日土曜日の午前中は院長が狂犬病予防の集合注射へ出張のため、午前中は院長診察がありません。
院長診察希望の方はご注意ください☆☆☆
最後に４月から一緒に働いてくれている新しい獣医さんを紹介します。蔵野（くらの）舞先生です。
蔵野先生は、院長や副院長の出身校である日本獣医生命科学大学の内科学研究室の卒業生です。
看護師林さんの愛犬「華ちゃん」の検査をしてくれているところ↓
幕張ビーンズペットクリニック