カテゴリー別アーカイブ: 【コラム】フルート編

フルート【”音が当たる”という感覚を味わうためには】

フルートをしばらく練習していくと、昨日はすごくいい音が出せたけど今日は全然ダメだ。ということがよくあります。

“音が当たる”という感覚を味わうと、いつもその状態で吹きたいのですがなかなかうまくいきません。

まず、調子がいいと思ったときに頭部管と胴部管の接続部分に印をつけましょう

 

 

黒の油性ペンで印をつけてあります。

フルート経験者image1

 

 

フルートは息の向きが少し変わるだけで、音程と音色が劇的に変わります。

楽器だけでも同じ状態にしておくことはとても重要です。

それでも練習していくと、音程が合わなくてなっていく場合があります。

明るく大きい音を好む人は、歌口をあまり塞がないで吹くようになるので音程が高くなります。少し頭部管を抜くか内側に向けなければいけません。

綺麗でよく響く音を好む人は、歌口を割と塞いで吹くので頭部管を入れるか外向きにする必要があります。

歌口を塞がないで吹くと大きい音がだしやすくなり、音程が高くなります。

塞いで吹くと上品な音がだしやすくなり、音程が低くなります。

歌口を外側に向けると音程は高くなり、内側に向けると低くなります。

頭部管を入れると音程は高くなり、抜くと低くなります。

自分の一番吹きやすい頭部管の抜き具合と向きを探します。

僕の場合は、頭部管を8mm程抜いて、歌口が真上を向くようにキーの直線上にしています。

フルート経験者2image2

 

 

チューニングのために頭部管の抜き差しはあまりしません。

気温が低いと管楽器は音程が低くなります。そして、息を入れるたびに管が温まって音程が上がります。

吹く前に楽器を体温で温めておき、顔の向きで歌口の塞ぎ具合を調節して音程をコントロールします。

寒いときは管の中に水滴がつき、指も動かなくなるので演奏どころではなくなります。

 

逆に気温が高いと管楽器は音程が高くなります。管に水滴がつくことがなくよく響くような気がします。

息を入れることで音程が変わることもないので、場合によっては頭部管を少し抜いてもいいかもしれません。

暑いときは、汗で楽器が滑って演奏どころではなくなります。

冷暖房完備の場所で演奏したいですね。

 

自分の吹きやすい頭部管の抜き具合と向きが決まったら、吹き方で音程や音色を変えられるようになっているはずです。

そこまでくれば、毎日安定した音が出せるでしょう。

【最初に知っておくべきフルートの違い】その③

前回のその②では「カバードキー」、「リングキー」を説明しました。

今回は「C足部管」、「H足部管」について書いていきたいと思います。

 

 

【C足部管vsH足部管】

 

↓C足部管

フルートコラム3

ドイツ音名C(ツェー)。低い音が「ド」まで出る短い足部管。個人的にはカバードキーとの相性がいいような気がします。明るい音が出しやすいです。
入門用フルートは、ほとんどがC足部管です。
↓H足部管

フルートコラム4

ドイツ音名H(ハー)。低い音が「シ」まで出る長い足部管。個人的にはインライン、リングキーと相性がいいと思います。
C足部管より管が長いので、持った時のバランスが違います。

暗い音や下品な音が出しやすいので、ジャズの演奏家は、H足部管を使うことが多いです。

ということで、僕は、総銀製・インライン・リングキー・H足部管の楽器を使っています。

フルートの値札に書かれている謎の暗号「IRH」などは、この頭文字です。
みなさんも、自分に合った最高の一本を、探してみてください!
ジャズンの体験レッスンでは、無料で楽器を貸し出しております。

【最初に知っておくべきフルートの違い】その②

前回のその①では「洋銀製」、「銀製」の違いを説明しました。

今回は「カバードキー」、「リングキー」について書いていきたいと思います。

 

【カバードキーvsリングキー】

 

↓カバードキー

フルートコラム

指で押さえるキーの部分に穴が開いていないのが、カバードキーです。
手が小さい方や、指の細い方は否応なくこれを使うしかないようです。
入門用の洋銀製フルートはほとんどがカバードキーです。
そして、キーが直線に並んでいないオフセットと言われる配列になっています。

 

↓リングキー

フルートコラム2

 

キーに穴が開いているのが、リングキーです。
キーが直線に並んでいるインラインが多いですが、オフセットもあります。
高音域や特殊な音を出すときに便利なので、プロの演奏家はリングキーを使っている方が多いです。

 

次回は「C足部管」、「H足部管」について書いていこうと思います。

【最初に知っておくべきフルートの違い】その①

フルートという楽器は、

ピアノ、ギター、バイオリン、フルート…

たぶん4番目くらいによく知られた楽器だと思います。

いざフルートを始めようと楽器屋に行く。または、ネットで検索すると一万円台から何百万円もするものまであります。しかも見た目は同じ!?金色のは高い!

どんな楽器でも同じですが、経験者に選んでもらうのが一番だと思います。

ここではまず最初に知っておくべき“フルートの違い”を述べたいと思います。

 

【洋銀製vs銀製】

 

 

【洋銀製】

入門用の安価なフルートは洋銀製が多いです。銀メッキをかけられていることが多く、見た目は銀製と同じです。吹いた時の抵抗感が軽く、ちょっとかたい音がします。音量が出しにくい傾向があります。
いい意味で軽い演奏がしやすく、マイクのりもいいようです。
持ち替え楽器やマイクを使う演奏者には、十分な楽器かもしれません。
【銀製】

中級、上級者向けの楽器は銀製、金製、プラチナ製、木製などがあります。
全部銀で出来た総銀製の楽器は、はじめの一本にもお勧めできます。
ただ、中古で安くても30万円で、できれば50~60万円の予算がほしいです。
総銀製の楽器は、どのメーカーも素晴らしく、音色や操作性など、はっきりした個性を持っている楽器が多いです。

この違いをしっかりと判断したうえで、自分に合う楽器を見つけていきたいですね。

次回は「リングキー」、「カバードキー」について書いていきます。