突然、私の妻が胸が苦しいという。翌日、千葉市稲毛の
かかりつけ医の元へ。いくつかの検査の後、狭心症の診
断。2日目に発作で処方されたニトロを舌下にクリニッ
クへ。受付に行くとすぐに診察、レントゲン、心電図…
診察室へ私も呼ばれ、心筋梗塞発症で 危険なレベルと。
すぐ救急車! 点滴! 病院の希望は? お任せしますと私。
千葉市立青葉病院が取れると良いですが…電話をする先
生の声に 即OKとの返事。点滴をする間に 救急車到着。
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短時間で病院に到着。検査の結果、左前下行枝 99%の
狭窄、対角枝 75%狭窄など極めて危険な状態で即手術。
左手首から局部麻酔のカテーテルのステント挿入手術。
90分で終了。手術は成功です。お話ができますので面
会をどうぞ。 手術前に最悪に場合に備え、家族を呼ぶ
ように言われた、先生の言葉に最悪の覚悟をしていた。
ICUで手術を終えた妻は、少し気持ちが悪いが 痛みも
なく 手術の間もモニターを見ながら、会話も聞こえて
いたという。ここで息子も到着、ホッと我にかえる。
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ここで面会を終えて帰宅。テレビのニュースを見ると、
同じ日に、東京で70歳の男性が自宅で心筋梗塞を発症。
救急車に乗ったものの 新型コロナのパンデミックで、
病院が決まらず、手遅れで亡くなったという。救われた
命と失われた命。本当に私たちは運が良かったのだ。
サティクリニックの先生の素早い診断と手配。たまたま
近くにいた救急車。空きのあったICU、千葉市立青葉病
院での高度医療による手術。新型コロナのパンデミック
の中、スーパードクターと医療スタッフの皆様、消防局
救急車隊の方。多くの皆様に感謝を申し上げます。
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そして今、戦火で多くの人命が失われているウクライナ
の人々に、1日も早く平安な時が訪れますように。
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3月4日に退院した妻のインスタグラムです。復帰作品の
写真を添えて御礼の言葉とさせていただきます。広瀬薫