雛飾りと五人囃子 その八

 能舞台の上手(観客席から見て向かって右側)は、地謡の席です。
 地謡は、合唱団に相当します。
 地謡の後方・中央に座るのは、地頭(じがしら)です。
 地頭は、指揮者に相当します。

 地謡の面々が扇子を持って着座する中、囃子方が入場します。
 笛・小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・太鼓の順に、舞台中央の奥に着座します。

 後見(演者の補佐役)も揃ったところで、シテ・子方・ツレ・ワキ・ワキツレ・・・が登場します。

 このようにしてから演じられる能は、大がかりな歌舞劇です。
 人材的にも、財政的にも、大変です。
 頻繁に催すことは、不可能です。

 江戸幕府にとっても、新年の祝宴など、限られた時でなければ催せません。 < つづく > 
七段飾り 京都風
 京都風の雛飾り 「五楽人」入り

七段飾り 江戸風
 江戸風の雛飾り 「五人囃子」入り
   写真の出典『雛まつり』 
         福田東久 著 近代映画社

 
 雛飾りと五人囃子 その七

 雛飾りと五人囃子 その六

 雛飾りと五人囃子 その五

 雛飾りと五人囃子 その四

 雛飾りと五人囃子 その三

 雛飾りと五人囃子 その二

 雛飾りと五人囃子 その一
   
 手作りのお雛様

 

     前回の問題 解答
 「日本三大桜」は、滝桜(福島県)・神代桜(山梨県)・薄墨桜(岐阜県)です。
 

 
 
     今日の問題  
 『うれしいひなまつり』で、官女は、何番に出てくるでしょう。
         

 

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