能舞台の上手(観客席から見て向かって右側)は、地謡の席です。
地謡は、合唱団に相当します。
地謡の後方・中央に座るのは、地頭(じがしら)です。
地頭は、指揮者に相当します。
地謡の面々が扇子を持って着座する中、囃子方が入場します。
笛・小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・太鼓の順に、舞台中央の奥に着座します。
後見(演者の補佐役)も揃ったところで、シテ・子方・ツレ・ワキ・ワキツレ・・・が登場します。
このようにしてから演じられる能は、大がかりな歌舞劇です。
人材的にも、財政的にも、大変です。
頻繁に催すことは、不可能です。
江戸幕府にとっても、新年の祝宴など、限られた時でなければ催せません。 < つづく >
京都風の雛飾り 「五楽人」入り
江戸風の雛飾り 「五人囃子」入り
写真の出典『雛まつり』
福田東久 著 近代映画社
前回の問題 解答
「日本三大桜」は、滝桜(福島県)・神代桜(山梨県)・薄墨桜(岐阜県)です。
今日の問題
『うれしいひなまつり』で、官女は、何番に出てくるでしょう。
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