「スワード半島」 スワード半島・アラスカ その二

 北アメリカ大陸北西部から西方へ約
320kmも伸びる半島の名称「スワード」は、
人名に由来します。

 ロシア帝国は、高値で売れるラッコの
毛皮を求め、北アメリカ大陸北西部まで、
領土を広げました。
 しかし、乱獲がたたってラッコの生息
頭数は、激減します。
 ロシア帝国内外を取り巻く情勢も厳し
くなり、植民地経営が行き詰ります。

 そこで、ロシア帝国は、アメリカ合衆
国に「ロシア領アメリカ」を売却する話を
もちかけます。
 アメリカ合衆国側の交渉を担当した国
務長官・スワードは、「1平方キロメートル
あたり4.7ドル(540円)」で妥結します。

 この売却話に対して、アメリカ合衆国
の当時の人々は、「ホッキョクグマの遊園
地」「スワードの冷蔵庫」・・・を購入すると
は、「スワードの暴挙」・・・と、批判しまし
た。

 それでも、アメリカ合衆国政府は、買
収した「ロシア領アメリカ」を、「アラス
カ(アレウト語で、海が包み込む所の土
地)」と改称し、開発に着手します。    
            <つづく>

 「プリンス・オブ・ウェールズ岬」 
   スワード半島・アラスカ その一


ベーリング海峡 
   スワード半島 地図 2019 11 27
 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 用材(木材)の国内消費量は、2008年と
2018年を比較すれば、7716万トンから70
35万トンへ、9%減少しています。

  

      今日の問題 
 1867年、日本では江戸幕府から天皇へ、
権力が移行しました。
 同年、「ロシア領アメリカ」では、ロシ
ア帝国とアメリカ合衆国との間で、何が
行われたでしょう。
 

 
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