「君」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「君」に因んだ短歌を、三首紹介します。

  

 無邪気なる君が姿のいとしきに 
  心しきりにときめきを知る 

 君が眼に君がみ胸にひととせを 
  われは託して過ぎにけるかも 

 君思う心にすがり吾が命
  生きるすべあり今日も明日も 
 
shikishi harimado (2)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
     前回の問題 解答
 次の歌を詠んだのは、西行です。
  うちつけにまた来む秋の今宵まで
   月ゆゑ惜しくなる命かな

      今日の問題 
 次の歌を詠んだのは、誰でしょう。
  君がため春の野に出でて若菜つむ 
   わが衣手に雪は降りつつ 

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