房総双葉学園後援会が、
第1回総会を開催したのは、
2016年の秋のことでした。
以来隔月、役員会で話し合いを重ね、
少しずつ活動を広げて、
今年、ちょうど10年目を迎えます。
この10年で、
施設を巣立っていく子どもたちへの
国の制度は、ずいぶん手厚くなったと思います。
自立を助ける社会資源も増えてきました。
妙な言い方ですが、
後援会が切り開いてきた細々とした活動に
制度が追いつき、追い越し・・、
そんな気がするのです。
だから、これから先、後援会がどの部分を担っていくのか、
何が必要とされているのか、
じっくり考える時期が来ていることを
10年目の今、感じています。
毎年1月に開催している
後援会主催の「卒園生による語る会」、
総会に向けてビデオ編集するたびに思います。
卒園生たちは、
どうして、ここまで語ってくれるのだろう。
悔しいこともいっぱいあったろうに、
時にユーモアを交えながら
まっすぐに語られる言葉の中に
ちらちらと、
それぞれの人生が見え隠れしています。
この温かさは、どこからくるのだろう。
身近な存在の後援会だからできる活動を
これからも大切にしていきたいと
毎年、この時期になると強く思います。
6月には、後援会総会が予定されています。
多くの皆さまのご意見を伺って、
これからの後援会活動に活かしていきたいと
思っております。
今年1月に開催した
語る会のビデオも
上映する予定です。



