「双葉食堂」初開催!!

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双葉食堂の日2

暑い暑い夏でした。

そんな中で、7月27日(日)、

本園のアフターケア事業として

「双葉食堂」が初開催されました!

社会に出て困った時、いや、困らなくても

嬉しい時もつらい時も

気軽に顔を出してほしい、

話を聞かせてほしい・・、

そんな願いが込められた初開催でした。

 

卒園生13名とその家族の皆さんが、

わんさかとやってきました。

元調理員さんが腕をふるってくださり、

メニュー

・キンパ(韓国風海苔巻き)

・魚の南蛮漬け

・ナスの味噌炒め

・浅漬け     等々

並びきれないほどのごちそうでした。

 

早めに来た卒園生は、お手伝いしながら

海苔巻きの上手な巻き方を教わったとか。

懐かしのスイカ割りや

化粧品・日用品のお土産・・・

(アフターケア事業団体からの寄付です!)

当時の担当だった職員も顔を出して、

思い出話は尽きることがなかったそうです。

 

昭和30年代、

中卒で社会に巣立つ子どもたちが

施設にはたくさんいました。

「新しい布団を背負わされてさ、

頑張ってなんて言われて、

門を出ていくんさ・・、泣けたさあ。」

社会の荒波にもまれ

苦労する施設出身の子たちの家として

自立援助ホームがぽつぽつと誕生し始めた、

ちょうど同じ頃、

社会に出た里子たちを支える場として

里親さん達が寄付を募り、国に訴え、

必死な思いで天台に作り上げた施設、

それが房総双葉学園でした。

画像学園風景(17年) 021

 

令和の時代となり、

卒園後のフォローや

施設からのゆるやかな自立など

国の制度もずいぶん手厚くなってきました。

でも、それだからこそ・・・、

ずっと昔から、

双葉学園が産声をあげた、そんな昔から

子どもたちを見つめ続けてくれた

地域のまなざしがあったことを、

今も見つめ続けるまなざしがあることを

卒園生の皆さんに伝えたいなと思い、

このブログ記事を書きました。

双葉 門

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