1月25日~3月2日の期間、千葉市立美術館では江戸の面影 浮世絵は何を描いてきたのかを展示いたします。
江戸文化の中心に花開いた浮世絵は、流行風俗を描いて当時の人々の関心を引き、高度な木版画技法=錦絵によって安価に広く普及しました。大衆を享受者に巻き込んだ、世界でも稀なこの芸術が、現代にまで生き生きと伝えてくれる江戸の姿を、我々はどのように理解するべきなのでしょうか。
この展覧会は、幕末~明治初期に来日した外国人達の日本旅行記や、江戸時代の狂歌や随筆の中の言葉をきっかけに、浮世絵が表現してきた事象を丁寧に解き明かし、その理解を深めようとするものです。歌舞伎、遊里、岡場所の芸者、江戸名所、娘たちのおしゃれなど、浮世絵は江戸という特別な都市に育まれた美意識や文化を余すところなく伝え、今では失われつつある日本の美徳のありかを思い起こさせてくれようとしているようです。江戸時代中•後期の優品約250点を通して、浮世絵が描いてきた江戸の美の本質に迫ります。
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