七年祭り磯出式

幕張には七年祭りというお祭りがあるのはご存じですか?
今年(2015年)はそのお祭りの年なんです。
11月1日から2日にかけて行われます。

七年祭りとは

船橋市・千葉市・八千代市・習志野市の9神社の神輿が二宮神社境内に参拝に訪れる。なお、二宮神社の御輿は船橋市田喜野井地区と習志野市藤崎地区でかつぐことになっており、禊祭の時には習志野市鷺沼地区に置かれることになっている。各神社の神輿は、二宮神社近くの神揃場に集まり、献幣の儀を行い、二宮神社を参拝、その後、二宮、子守、子安、三代王の各神輿によって幕張海岸で、磯出式が行われる。その後6年おきになるが、数え7年目ごとに開催されるため「七年祭り」という名がつけられている。正式には「三山の七年祭り」という。550年以上の歴史があり、千葉県の無形民俗文化財にも指定されている。
祭りの由来

祭りの起源については諸説あるが、一般的には、室町時代の頃に馬加城主の千葉康胤が嫡子出産に際し、二宮神社、子安神社、子守神社、三代王神社の神主に馬加村(幕張)の浜辺で安産祈願をさせたことに由来するといわれ、1445年(文安2年)に現在の祭りにつながる磯出祭りが行われるようになったといわれている。
また、平安時代の頃に菅原道真のたたりを恐れた藤原時平の子孫が久々田(習志野市菊田神社付近)の入江に上陸、深山(船橋市三山)や高津 (八千代市) 等に居住した際に、二宮神社の神主となり、地域を束ねるた際に始められたのが起源を持つとする説もある。
参加神社と役割

・二宮神社(にのみやじんじゃ)船橋市三山 父(ちち)
・子安神社(こやすじんじゃ)千葉市花見川区畑町 母(はは)
・子守神社(こまもりじんじゃ)千葉市花見川区幕張町 子守(こもり)
・三代王神社(さんだいおうじんじゃ)千葉市花見川区武石町 産婆(さんば)
・菊田神社(きくたじんじゃ)習志野市津田沼 叔父(おじ)
・大原大宮神社(おおはらおおみやじんじゃ)習志野市実籾 叔母(おば)
・時平神社(ときひらじんじゃ)八千代市萱田町・大和田 長男(ちょうなん)
・高津比咩神社(たかつひめじんじゃ)八千代市高津 娘(むすめ)
・八王子神社(はちおうじじんじゃ)船橋市古和釜町 末息子(すえむすこ)
幕張にある子守神社はその名の通り、子守さんの神社なんです鳥居