隕石直撃した僕?(暗い過去シリーズ5)

僕が子供の頃の話です。
小学生だった僕は上志津小学校の
下?の校庭で友達と遊んでいました。
当時、上志津小学校は上と下と二つの校庭がありました。
すると
どこからともなく、石が空から落ちてきた。
その石がなんと、なんと、なんと
僕の頭に直撃したんです。

痛てぇ~!
それと見ていた友達は
「隕石だ!」
「宇宙から堕ちて来たんだ!」
大声で叫んだ!
地球上の物とは思えない不気味な石!
間違いなく、宇宙から隕石が落ちてきたんだ!
直撃した僕は頭から大量の出血!
顔中、真っ赤になった。
学校中、大騒ぎになった!
先生はもちろん、校長先生までが駆けつけた。
僕は急救車で運ばれた。
意識がモウロウとする中で
今でもはっきり、覚えていることは
心の中で思ったこと
「隕石の直撃を受けた少年!」
「間違いなく、有名人になれる!」
「宇宙科学に貢献できる!」
僕は笑いが止まらなかった。
頭の傷口は糸で縫いました。
この事件は当分、全学年で話題になった。
しかし、何日もしないうちに
あまりの大騒ぎになったためか、
「上の校庭から石を投げた!」
と自白してきた子供が出てきた。
後日、その子供と両親はお詫びとお見舞いで我が家に来た。
必死に謝るその子供に僕は小声で
「何で言っちゃったんだよ?」
「黙っててくれれば良かったのに?」
結局、宇宙からの隕石と思いきや、
歴史上、何も残ることはなかった。
ただ、
僕の頭に三日月型ハゲが残った。

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