洋館な歯科医院


小学低学年の頃でございます。
佐倉市にある実家から
僕は東京にある歯科医院まで
通院していました。
千葉から東京まで高速まで使って
父親に連れられ通っていました。
なぜ、東京まで?
確か、日によっては学校を早退してまで
通っていた記憶があります。
その歯科医院は病院らしくなく、
確か、洋館な豪邸でした。

画像は限りなく、記憶に近い洋館をYahoo画像から拝借させて頂きました。
治療に行くたび、待合室では
他の患者さんはいたことがありません。
いつも僕一人でした。
治療が終わってもずっと、待合室で
ずっと、待たされた記憶があります。
治療の間、父は何をしていたのか、
定かではありません。
そしてその待合室でいつも、流れていたGBM
サティのジムノペディ

父はなぜ、僕を東京の歯科医院まで
通わせていたのでしょうか?
もう、亡くなってしまった父
もう、その理由を聞くすべはありません。
がしかし、何か?理由があったのでしょう。
このサティのジムノペディが不意に
心の中で流れてくる。
思い出す洋館な歯科医院の待合室
何故か、心地いい思い出
何故か、不思議な光景だった
その洋館はどこにあるかはわからない
今もあるだろうか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です