アーカイブ | 2008年8月22日

夏に聴きたいクラシック3

今日ご紹介するのは、ハンガリー人作曲家バルトークのピアノ協奏曲。
CDの右上の写真はバルトーク本人です。
彼は1881年生まれ。音楽史の時代区分では近現代音楽に入ります。
このピアノ協奏曲の魅力は、リズムにあると思います。
ピアノが鍵盤の上を飛び跳ねて転がるような軽快さがあり、夏の暑さを吹き飛ばすような
エネルギッシュな作品です。
ピアノは鍵盤を打鍵して音をならす楽器で、ヴァイオリンのように、弦を弓で擦って音を出す
弦楽器のように滑らかに音をつなげて弾くのが難しい楽器です。
でも、バルトークの協奏曲は、ピアノが打楽器で良かったと思わせてくれる、
軽快にピアノを打ち鳴らすような曲です。
ピアニストは一昨日ご紹介した、アンドラーシュ・シフ。
ハンガリー人の演奏するバルトークは、リズム感、音色がピッタリで、私の大好きな1枚です。