アーカイブ | 11月 2018

イメージを広げて

生徒さんの楽譜にサラダ、スープ、パスタ、魚のフライの文字が。

楽節ごとに生徒さんがメロディーのイメージを買いたものでした。

お料理のフルコース。

最後にはごちそうさまと書いてあり、とても素敵だなと思いました。

曲のイメージを広げて自分のひらめきを楽譜に書いてきてくれて、その生徒さんの演奏を聴いている間私もとても楽しい気持ちになりました。

自分なりのイメージをもって弾くと、演奏がより自分のものに、そして生き生きしたものになることを実感しました。

9月に出産した友人に会いに娘と車で高崎へ行ってきました。

双子の赤ちゃんはとてもとてもかわいらしく、

新潟生まれの私は、東京に引っ越してからも祖父母へ会いによく関越自動車道を通りました。

秋晴れのとても気持ち良い空気の中、楽しいドライブでした。

群馬県に入ると季節が一段と深まって見え、紅葉を満喫しました。

秋になると頭の中にドビュッシー 前奏曲第2巻の「枯葉」が流れます。

実際弾いてみたりもするのですが、秋の深まりの中、紅葉した葉が落ち幾重にも重なるイメージが広がりとても素敵な曲です。

 

うれしいこと

教室へ入ってくると、レッスンバッグを置いて楽譜を出す間もなく

「暗譜できたよ!」

といって弾き始めたRちゃん。

先週始めたばかりの曲をもう暗譜して弾けるようになったとのこと。

想像以上にどんどん弾けるようになるとうれしいよね。

生き生きと楽しそうに弾くRちゃんを見て私もうれしくなりました。

「また暗譜できるかな。してこようかな」

と言って笑顔で帰っていきました。

来週、楽しみに待っています。

ブルグミュラー

生徒さんからこんな質問がありました。

「なんでこれは(ブルグミュラーの曲は)他のものより(弾くのが)楽しいって思うの?」

この生徒さんは並行して学習しているバーナムやバイエルよりもブルグミュラーの曲を弾くことを楽しく感じるのはどうしてだろうと疑問に感じたようです。

あまりに率直でかわいらしい質問に思わず顔が緩みました。

ブルグミュラーの曲はどの曲にも題名がついていて曲の持つ雰囲気をイメージしやすいこと、そしてメロディーが親しみやすく、バラエティーに富んでいることが感情をこめて弾くことを容易にしていると思います。

感情をこめて弾けると、音楽が自分の歌となり楽しく感じるのではと思っています。

大人になって小さいころ弾いていた曲で覚えているも曲の話になると、多くの人がブルグミュラーの「アラベスク」や「貴婦人の乗馬」などをあげます。

それだけ印象に残る曲が多いのがブルグミュラーです。

私はブルグミュラーをテクニック的な面ももちろんありますが、曲想をつかみ、感情をこめて弾くという学びにも大いに役立つ教本だと考えています。

体験レッスン

今日は4年生のかわいらしい女の子が体験レッスンに来てくれました。

体験レッスンでは教室や私の紹介を兼ねて少しお話をさせていただき、その後にレッスンをさせていただいています。

1年生からピアノを習われていたとのことで、演奏を楽しみにしていました。

とても粒立ちが良く凛とした音をお持ちで、これまでしっかり学ばれてきたことを感じる素敵な演奏でした。

早速お返事をいただきまして、来週からレッスンに通われることになりました。

即決いただきありがとうございました。

来週からのレッスンを楽しみにしています。

 

生徒さんとの連弾

 

 

レッスンの中で少し時間ができた時に生徒さんたちと連弾を楽しむ為に使っている教本です。

1つの音を一定のリズムで弾く曲や、1オクターブの音階を上って下りてくるといったシンプルな曲にとても素敵な伴奏がついています。

中でもT.コルガーノフ作曲の<ドレミのワルツ>がとても素敵です。

生徒さんはハ長調の音階を上行、下降するだけなので、ピアノを始めたばかりの生徒さんでも気軽に弾くことが出来ます。

その下に音階を弾くのがとても楽しくなるような素敵なワルツの曲がついていてどの生徒さんも楽しんで弾いてくれます。

発表会後のこと

発表会を終えて最初のレッスンは、発表会の感想を聞いたりこれからどんな曲を弾こうかと相談したりしています。

生徒さんたちが舞台の上でどんなことを感じていたのか知るのはとても興味深く楽しいものです。

発表会では一人一人が目標や課題を持って本番に挑んでいるのですが、そのような中、思いっきり表現するということが目標だったSちゃん。

普段、ミスすることが気になり曲に入り込んで表現することがなかなか難しいようでした。

でもミスを気にしていると返って体も心も硬くなり、ミスする要因を作ってしまいます。

大事なのは自らがその曲に入り込み歌うことです。そうすれば自然な音楽の流れが生まれ、次のフレーズが頭の中に流れ、体も反応してくれます。

発表会では恐れず思いっきり曲に入り込んで弾いてみようと目標をたてました。

本番では自身の殻を破り、表情豊かな素敵な演奏をしてくれました。

今ではその曲がお気に入りになっているようで、発表会が終わっても何度もその曲を弾いていることをお母様からお聞きしてとても嬉しくなりました。

Sちゃん、お気に入りの大切な曲ができてよかったね。