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夏に聴きたいクラシック

今週は、夏に聴きたいクラシックを紹介したいと思います。
最初の一枚は、バッハ作曲のイギリス組曲。
この組曲は、キャラクターの違う短い舞曲を6曲組み合わせたもので、
曲調がコロコロと変わるのでとても聴きやすいと思います。
舞曲だけに、とても軽やかで、爽やかな気持ちになります。
バッハの組曲と言えば、フランス組曲の方が、有名ですが、
こちらもなかなか渋くてお奨めです。
このCDの写真のピアニストは、ハンガリー人ピアニストのアンドラーシュ・シフ。
彼はバッハ作品の録音を数多くしていて、とても高い評価を得ています。
とにかくとてもやわらかくて美しい音のバッハが聴けます。

私の原点

週末に新潟の実家に行ってきました。
実家には私がずっと弾いていたピアノがあります。
年に1回、母が調律をしてくれているので、
いつも気持ちよく弾けます。
ピアノは一台一台音が違い、弾く人によってまた音が変わっていきます。
実家のピアノは私が21年間弾いたので、まさに私の音。
久しぶりに弾くと、理屈抜きに落ち着きます。
今でもメンテナンスをしてくれている母に感謝です。
写真をブログにと思ってたんですが、慌しくて忘れてしまいました。。。

誕生日

私事ですが、昨日は私の誕生日でした。
夫婦で飲みながら、ピアノ教室について、私の希望や、
目標、レッスンの状況といった話をたくさん聞いてもらいました。
人に話すことで、頭の中が整理され、新しい考えも浮かんできます。
いろんな意見を言ってもらえると、それが良い刺激になって。
昨日再認識したのですが、やはり生徒さん一人一人の個性を大切に、
それぞれの目標に合ったレッスンを、形にとらわれずにやって行く
と言う事が私の基本姿勢です。
自由な気持ちを失わずにやって行きたいと思っています。
一つ年を取って、また新たな気持ちで頑張れそうです。

フランツ・リスト

私は、いろんな作曲家の作品を演奏しますが、専門にしているのがこの人。
ハンガリーの作曲家F.リストです。
彼の作品、「愛の夢」や「ラ・カンパネラ」は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「ラ・カンパネラ」はピアニストのフジ子・ヘミングが話題になった時によく弾いていました。
きっかけは些細なことでしたが、大学の頃からリストを研究するようになりました。
リスト自身ピアニストだったこともあり、聴く人を楽しませるコツを知っているかのように、
とても綺麗な旋律の曲や技巧的できらびやかな曲が多く弾いていてもとても楽しいです。
そう言えば、リストは教育活動も盛んにしていたらしく、弟子も多かったそうで、
その弟子の弟子、またその弟子、と辿って行くと、私の大学時代の先生に行きつく
そうです。
ってことは、私はリストの遠い弟子??
まぁ音楽の世界は狭いってことでしょうか。
小さな力ですが、リストの良さを広めて行きたいと思う今日この頃です。

お気に入りのピアニスト

今日は私の好きなCDをご紹介。
1枚目はルービンシュタイン演奏のサンサーンス(フランスの作曲家)のコンチェルト。
ルービンシュタインはショパン弾きと言われていますが、サンサーンスもなかなかです。
曲がかっこいいのも手伝って初めて聞いたときは、感激しました。
2枚目はリヒテル演奏のシューマンの小曲集。
リヒテルはロシア人ピアニストで、音がすごくやわらかくて、シューマンのやさしい世界と
合わさって、聴いていると幸せな気分になります。
機会があったら是非聴いてみてください。

ユンディ・リ

世界の名若手ピアニストのユンディ・リ。
彼の演奏は音が隅々まで明確で爽快です。
はっきり言って演奏がカッコいい。
5月31日にNHKでユンディ・リの演奏が聴けます。
ピアノに興味の無かった方に是非見て頂きたい番組です。
http://cgi4.nhk.or.jp/topepg/xmldef/epg3.cgi?setup=/bs/genre/music

ピアノの中

昨日は半年に1回の調律の日。
ピアノの中には、↑のマッチ棒のようなハンマーが、鍵盤の数だけ入っていて、
このハンマーで弦を打って音を出しています。
素材は羊の毛を圧縮して作ったフェルト。
長年弾いていると、だんだん硬くつぶれてきてしまいます。
そうなると、音が伸びなかったり、硬くなったり。
そんな時は、調律師さんが強い見方。
太い針のようなものを何度も刺して、フェルトをほぐして元通りの音にしてくれます。
昨日も、1音おかしな音があったので、調整してもらいました。
これで気持ち良く弾けます。