エイガニッキ「百万円と苦虫女」


観てきました。
「百万円と苦虫女」。
ネタバレありですので、ぜっっったいにイヤな方はお戻り下さい。
簡単に内容説明すると、
100万円貯まる度に、知らない土地から知らない土地へと転々と移り住む女の子の話…?
ロードムービーというか、フーテンの寅さん的なお話です。
聞くところによりますと、好き嫌いが分かれる作品のようですが…。
テンポも悪くないし、人物の描写も判りやすい感じだし。
気になるのは、最後の方が展開が少し早いかなあ、ってくらい。
青島はオススメしたい派です。

↓ここからネタバレあり
色を反転してあります(PCのみ有効)。
知りたくない方はお戻り下さい(汗)
主人公、鈴子(蒼井優さん)が警察にご厄介になったシーンから始まります。
地味に生活を送っていた鈴子は、ある出来事をキッカケに「100万円貯まったら出て行きます!」と宣言。
バイト掛け持ちで貯めたお金でまずは海のある街へ。
海の家でバイトをすれば、かき氷の作り方の才能があると褒められる。
また100万円貯まり、次は田舎に流れ着き桃農家に住み込みで働くことに。
そこでは桃のもぎ方が巧いと褒められ。
でも役に立たない才能だから嬉しくない、みたいなことを云うんですよ。
そのユルさが面白かった。
次に行った街では恋をしたり。
そのやりとりが何か切なかったなあ。
うまくいってたお付きあいも途中で「あれ?」っていうことが起きてきて。
それは誤解ってことが判明するんだけど、鈴子は100万円貯まって、それを知らずに出ていこうとします。
その辺のやり取りが、もー切なくて切なくて。
それが判明するまではヤキモキするし(>_<)
鈴子は「自分を探さない旅」をしているんです。
どう足掻いたって自分が居ることを判ってる。
自分では「逃げてる」って云うけど、それってある意味強くないと出来ないんじゃないかと。
様々な街で沢山の人と触れ合うごとに、「許してあげられる自分」が増えていってるのかもしれない、と思いました。
自分だったらどうかな…。
鈴子と同じように「自分を知らない街に出て行ってやる!」って思ったこと幾らでもあるけど、出来なかったもん。
そういう行動力は羨ましいなあ…と思ったり。
弟とのやり取りもホッとさせられました。
結局最後、誤解は解けずに旅立って行くところで終わります。
そのときの鈴子の表情がすっごい晴れ晴れとしていて、じめっと終わらないところが良かった~。
前向きな最後。
でも、誤解が解けてその街に居続けたらどうなったんだろう?
って興味もあったかな。

観た後、また観たいな♪という映画でございました。
ごちそうさまでした☆
ってゆうか、的外れな感想だったらごめんなさい(>_<)

“エイガニッキ「百万円と苦虫女」” への2件のフィードバック

  1. ☆山田 さま
    ありがとうございます♪
    感想文は苦手なんですが、こういうレポものは好きなんです(笑)
    映画は一緒に観た相方も評価は良かったので、そんなに悪くはないと思いますよ~。
    是非是非(^-^)

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