先月持ち込まれたカシオのデジタルホーンDH-500が
原因が不明で回路図の無いまま、暗中模索を
繰り返していましたところ、運良く、別の方から
DH500の修理依頼が有り、その修理が完了した後
正常な各部の電圧や信号波形を参考にして、
調査したところ
原因が判明しました。
このチップ抵抗の断線で、回路の電圧がが異常に
なっていたのでした。
同じ抵抗値のソリッド抵抗を取り付けて、
仮付けしていたICを外して、元のICを取り付けて完了
良い勉強をさせてもらいました。
CASIO DH200について教えてください。症状:電源SW ON時にかすかな「ポッ」がしてLED点灯し、正常に動くときと、約1秒後にSW位置ONにもかかわらず、LED消灯、音も出ない状態となる。数回ON-OFFを繰り返すうち何らかの拍子に正常となる。何かアドバイスをいただきたくよろしくお願いいたします。
電池で動作しているときにその様になる場合は
調べないと判りません。
アダプターで動作している時なら、DCジャックの
半田割れがほとんどです。
楽しく拝読させていただいております。
昔の記事ですが、コメントさせていただきます。
断線していたのは、IC11 のバイアス電圧分割抵抗ですね。
入力と出力の関係がおかしいという記載がありましたが、IC11(4558)の特性で低電圧側の入力範囲外電圧になると出力が逆飽和する現象の事だったと推測しました。
ご愛読ありがとうございます。
さすが、ご推測のとおりです。
最近はこのICのインピーダンスの高い方の周辺回路が
ケミコンの液漏れによる漏電でバイアスがおかしくなり
極端に音が小さくなる故障が散見されます。
今後もよろしくお願いします。
何しろ三十年近く前の製品ですから、ケミカルコンデンサは生きているほうが奇跡ですね。
また、チップケミカルコンデンサの黎明期で、まだ品質の安定しない頃の部品だった上に、耐圧マージンをあまり取っていない設計だったし。
おかげさまで、やっと宿題を終わらせたようで、ホッとしています。
よかったですね。
暑い中お疲れ様でした。