DH-100の2台の難しい方の修理

業務用に使われていたのか、かなりしっかりと管理されていたようです。

メーカーの修理か、改良の跡が見受けられます。

動作が不安定なのは、このケミコンと

このケミコン(どちらも33μ6v)が液漏れているのが、原因です。

この2個を交換して、動作は安定しましたが、音量が上がりません?
オシロスコープで音の信号を追っていくと、

この1μ50vが液漏れ してないのに容量抜け!

同じタイプが他にも使ってあるので、念のため全部交換しました。

さらに、問題が・・・4番目のボタンのリターンスプリング等が欠落

ピアノ線、でスプリングを作って

ボタンに取り付け、カーラーの代用にナットを2個挿入

本来、これで完了なのですが、・・・・
電池ケースの蓋が無いのです!!

電池ケースの蓋には、親指掛けとストラップを通す環がついています。
蓋がないと、電池が飛び出したり、親指が掛けられないで指の位置が
定まらないなどの問題があるので、アルミ板を整形して制作し

ステンレスの針金で親指掛けとストラップ環を作って取り付けました。

今日、ご依頼主様から、丁寧なお礼の電話を頂きました。
完璧ですとの電話の声から、お喜びの様子が伝わって来て、
こちらも、とても嬉しかったです。

最初の1台目はこちら
カシオデジタルホーンDH-100 修理 2台 

You may also like...

2 Responses

  1. オイッチニ より:

    仕事をして喜んでもらえるのは、一番うれしい事です。
    つい、のめり込んで やり過ぎてしまうのですが、完了した時の達成感は格別です。

  2. 張子の虎 より:

    お見事の一言です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です