ドライヤーの配線は普通単純なので、原因がすぐ
解るのですが、今回はちょっと手間取りました。
このスイッチが怪しいのですが、電源が2本とも
入力側に入って、出力側は3本? ダイオードが
ヒーター部分に??
スイッチの動作の仕組みが分かりませんので
配線を追ってメモしてみました。
意外に複雑な動作になっています。
ヒーターのON OFFをしている接点が強の時に
オープンになってしまうことが解ったので、
スイッチを分解して見たら中が真っ黒・・
グリスでベトベトでヒーターの接点が真っ黒です。
クリーニングしたら接点の銀が残っていて
回復できそうなので先に進めます。
強の時だけヒーターが切れる原因はほかに
ありました。
スライドして各接点をON OFFするのですが
強のポジションの所のカムが凹んでいました
接点の発熱でカムが溶けたようです。
溶けて凹んだところを整形して、中央に1mmの穴を
掘って、表面処理をして接着剤で盛り上げをします。
盛り上げた後に整形をしてヒーターの接点が
確実に押されるようにしました。
スイッチの耐熱に関する記事はこちら
ヘアードライヤーのスイッチが動かせない
島さん
記事拝見しました。
エポキシ樹脂接着剤は硬化に時間が掛かるので
最近はシアノアクリレート系の瞬間接着剤を
使用する場合が多いです。
接点近くのスライド部分の変形は摩耗より接点の
接触不良による発熱が原因の場合が多いです。
グリスの付け過ぎで接点の表面に付いてしまうと
発熱してカムの変形が起きます。
グリスを取り除いて流動性の低いシリコン系の
グリスに変えるのがベストですが、カムの表面に
掛かる圧力が低ければ、鉛筆の芯で擦るだけでも
スムーズに動かせる場合も有ります。
はじめまして。島と申します。
ドライヤーなのですが、まったく同じ症状で修理したいと思っていますが、
接着剤で成形されていますが、どのような接着剤を使われましたか?
参考に教えていただけると助かります。
よろしくお願いします。
島さん
接着面の処理はフラックスクリーナを使いました。
粘度の高い瞬間接着剤と硬化促進剤で
数回盛り上げてから削って成形しました。
ありがとうございます。
粘度の高い接着剤探して試してみます。
ありがとうございました。