オスグット治療のその前に

中学2年 男子 サッカー部
昨年12月より左膝(オスグット)が痛くなる。
オスグット・成長痛は一般的には成長期が過ぎれば自然と治ると言われています。
そのうち治るから痛いのはしょうが無い
我慢してやりなさい
痛いときは休んで良くなったら始めなさい
お母さんの知識では「成長痛は時間がたたないと治らないからしょうが無い」と思っていたそうです。
痛みの強さは本人しか分からないので「痛い」と言われても・・・
病院でもすぐに良くならないと聞かされていたので困っていました。
オスグットということで来院されましたが、左膝オスグットの他に両太ももが痛い、身体を診ていくと痛み方は肉離れのようす。
2~3日前に坂道ダッシュを何本もやってから痛みが出た。
この場合は治療法が正反対になりますので肉離れを先に改善させなければなりません。
幸いに、太ももは痛めたばかりです。肉離れは痛めてすぐに治療すれば早く改善されますので当院の得意とするところです。
オスグットを含むスポーツ障害は通称「使いすぎ症候群」と言われます。
運動後そのままでは筋肉は疲労し硬くなりますので、ストレッチ等の自己管理が必要です。アフターケアを怠ると筋肉や関節の柔軟性がなくなり怪我をしやすくなります。
この選手も身体がカチカチです。
運動の負荷が掛かりすぎて痛めてしまいました。
しかも痛みを我慢しながら練習して、今週も2日間試合があるので出場するつもりでした。これでは増々悪化させてしまいます。よって治療期間も長く掛かるようになってしまいます。
スポーツ選手は早く復帰しなくてはなりません。早く治療して休む期間を出来るだけ短くすることです。
今回は温めていた新たなアプローチ法で調整して 
2週間で卒業となりました。
新しいアプローチ法も良い結果で治療法も進化しています。