楽譜を見ずに、鍵盤と指だけを見ながら弾く生徒さんに、
「楽譜を見ながら弾いてみて」
と言うと、チラッと見てくれるのですが、鍵盤から目を離すのは
不安なようですぐに視線を鍵盤の方へ戻してしまいます。
弾けるようになった曲に関しては、それでもまだ良いのですが、
新しい曲を見る時は、音符の長さや、指使い等々、楽譜をよく見ながら弾かなければいけません。
どうしたら、楽譜を見ながら弾けるようになるかなと常々考えていたんですが、
初見をしてみることにしました。
初見とは、文字通り初めて見る楽譜をその場で弾くことです。
教材としては、バルトークのミクロコスモスがよく使われています。
レッスン中にひらめいたので、早速やってみました。
8小節の短い曲を30秒よく見てもらい、その後弾いてもらいました。
結果は、楽譜から目を離すこと無く、しっかり弾くことができました。
やってみると、鍵盤から目を離しても弾けることがわかったのか、
その後、いつもの曲に戻っても、楽譜を見て弾くことができました。
初見のトレーニング、良いかもしれません!