フィンランドで事実上世界初のベーシックインカム制度が始まるとの記事。
全ての福祉サービスを廃止して、国民一人当たり約11万円の支給をする制度。家族三人なら33万円の基礎収入。
これに働いた分の収入が上乗せされるわけですから、収入としてはそこそこになるような気がします。
が、全ての福祉サービスが実費負担になるわけですから、医療や介護が実費(学費はどうなんだろう?)。健康なら何も問題ありませんが、具合が悪くなった瞬間にとてつもない負担が目の前に。
民間保険がかなりの部分をカバーするとは思いますが、保険料だって今までは公的な負担も含めての計算をしていたはずなので高騰することでしょう。
ベーシックインカムは、良い面と悪い面の両方がありますので、安易に乗るべきでは無いと思います。
が、少子高齢化社会の1つの解決策として検討の余地はあると思います。日本も年金の世代間の不公平感をなくすために大いに検討すべき方法だと思います。
が、たぶん日本では現在の統治機構のままだったら、絶対に無理。霞ヶ関の仕事が大きく減ることになりますので。彼らのDNAは仕事とポジションを増やすことで、状況に合わせて最適化するというのはありません。
まず、国民が国家に対して何を役割とするのか。地方自治体をなんの役割とするのかを共通認識持たないとできません。その上で、経済格差のある現在の基礎自治体の線引きを変えることも考える必要があります。
明治維新並みのパワーが必要です。
黒船到来、神風襲来・・・を暗に待つのが日本人の悪いDNA
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