ホンダジェットに搭載されるジェットエンジンの開発秘話
アメリカでホンダジェットのデリバリーが始まっています。
独自の機体だけではなく、心臓部であるエンジンも自前のホンダジェットは、アビオニクスシステムはアメリカのガーミン社製ですが、MRJよりも自前率は高いという事実。MRJの心臓部であるエンジンはP&W社製。
小型のビジネスジェットと90人乗りのリージョナルジェットというカテゴリーの違いはありますが、ホンダの技術力は、設計から製造までずば抜けたクオリティを持っているとも言えると思います。
じゃぁMRJは技術的に劣っているのかということではないのか?innovativeではないのか?と言うことではないと思います。
MRJは日本で設計され、日本で証明を取り、日本で製造されるという事実。ここのハードルを越えることがMRJの大きな価値であるかなと思っています。
ホンダジェットは、ホンダという日本の自動車メーカーが親会社ではありますが、設計から製造までは全てアメリカ。アメリカの航空機産業の人材もたくさん抱えているという事実もあると思います。
ホンダの凄いところは、技術を製品化するためにアメリカで設計から製造までの全てをおこなうという経営判断が実にグローバル企業だなぁと。
三菱重工(航空機)は、日本の製造業として日本で作るという国家観の表れが凄いなと思います。
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