10.植物の親族(同種の植物)と非親族(異種の植物)への対応の違い(実験的裏付け)

 2007年に非常に重要な実験が行われました。

 植物は、親族(同種の植物)と非親族(異種の植物)への対応が明確に異なることを

実験的に示されました。

 その実験は、まず二つの容器を準備して、一つの容器には同じ種類の植物の種30個

を栽培しました(同じ一人の母親の30人の子供達を植えました)。 一方の容器には互いに

異なる植物の種30個を栽培しました(30人の母親からそれぞれ一人ずつ子供を植えました)。

そして、二つの容器の種が生育する様子を比べました。

 その結果、それぞれ母親の違う30人の子供達は、テリトリーを独占しようと無数の根を伸ばし、

他の植物に害をあたえ、栄養分と水を確実に自分だけのものにしようとしました。

 一方、同じ母親の30人の子供達は、狭い場所で共生しているように、母親の違う30人の子供達

よりもはるかに根の数を抑え、地上部分の成長に力を注いでいました。

 植物は、遺伝子の近さに気づき、競争を避け、手を組む行動をとったのです。

  1 comment for “10.植物の親族(同種の植物)と非親族(異種の植物)への対応の違い(実験的裏付け)

  1. マクスタッフ
    2016年3月2日 at 10:29 AM

    hiroさん
    先日はブログ村にお越し頂きありがとうございました。
    進捗状況に応じて分けさせていただいたので、
    お話し出来ませんでしたが…お伝えしたかったことが。
    人参驚きました!
    甘くてびっくりしました。
    ありがとうございます(^^)

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