植物の触覚は、聴覚と密接に結びついています。どちらの感覚も「機械受容チャンネル」(物理刺激)と呼ばれる小さな器官が使われています。この器官はどの部分にもありますが、特に、外界と接する細胞(表皮細胞)に密集しています。
植物が何かに触れたり、振動が届いたりした時に、この受容体が作動します。本当に、植物は、人間に触られたことに気付いているのでしょうか。
この答えは、オジギソウの行動を観察する事で判ります。オジギソウは軽く触れられると葉を閉じます。
これは、水にぬれたり風に揺られたりしただけでは歯は閉じませんが、手で触れれば閉じます。この動きはまぎれもなく、植物の自覚的な活動です。オジギソウは極端に発達した触覚を持っているだけでなく、刺激の種類を区別する能力まで持っています。
刺激が危険ではないと判れば葉を閉じず、刺激の種類に応じて自分の行動を変える事が出来る学習能力も備わっています。
植物って賢いですね。 刺激の種類を判別して、危険であるかどうかを判断して、行動するなんて、動物と同じように行動できることに驚かされます。
どのようにして、植物はこれらの刺激を判別するのでしょうか。
まだまだ、我々の理解できない植物の生き方が沢山ありますね。