植物は、人間と非常によく似た五感、視覚、臭覚、味覚、聴覚、触覚を備えていますが、人間の持っていない「感覚」を少なくとも十五持っています。例えば、植物は湿度計のようなものを持っていて、地面の湿りぐあいを正確に測定でき、かなり遠くにある水源も感知できます。
植物は他にも興味深い感覚を持っています。それが、重力を感知する能力や磁場(成長に影響を与える)を感知する能力、空気中や地中に含まれる化学物質を感知し、測定する能力もあります。
植物は、ごくわずかな量の化学物質を成長に必要な物であれ有害な物であれ、根から数メートル離れていても感知し、識別する事が出来ます。
植物はプラスチック工場で用いられる有機溶剤、トリクロロエチレン(有毒な汚染物質)を吸収して、塩素ガス、二酸化炭素、水に分解して無毒化してくれます。
植物は、土壌浄化の解決策として、技術的にも経済的にも大きな可能性を秘めています。