双葉学園の裏の石段を下りた先に
「天台池の原公園」があります。
卒園生の皆さんにとっては、
さんざん遊んだなつかしい場所でしょう。
池の原公園からの上り坂沿いには
千草台団地のたくさんの棟が立ち並んでいます。
団地が作られ、
入居が始まったのは昭和41年のことでした。
同じ年に千草台小学校、中学校が新設され、
その時、沼地を埋め立てて
この池の原公園が造られたのだと聞きました。
それまでは
カエルや蛇たちの天国だったそうです。
そして、さらに昔、
太平洋戦争が終わるまでは、
ここ天台から千葉公園一帯は、
多くの軍事施設が集められた
軍隊の街だったのです。
双葉学園あたりには、
広大な「陸軍歩兵学校」が建てられていて、
学園のあるあたりに大きな門があったと
長く天台で暮らしてこられた方から
聞いたことがあります。
戦争が終わって、
これからの時代の子どもたちが
健やかに育ってくれるよう願いを込め、
造られた池の原公園でした。
この公園で走り回っていた双葉っ子たちも
ひとり、またひとりと
毎年のように社会に巣立っていきました。
そうして、時々、
結婚したよー、と
嬉しいニュースが届いたりするのです。