「肉の聖地…?」

カミさんと一杯飲った帰り道、地元の飲食街を歩いていると見慣れぬイタリアンのお店が…
「ここは以前もつ焼き屋さんだったな」
と、何やら書かれたホワイトボードを横目で見ながら通過…
ん!!
「肉の聖地」!?
「なんじゃコリャ!?」と思い立ち止まり、暫しメニューとにらめっこ…
中を覗くと人のよさそうなお兄ちゃん(オーナー)が、此方を見ているのでドアを開けて職務(?)質問。
『「肉の聖地」って書いてあるけど…?』
「はい! 最近燻製に凝りだしてしまって…(笑)」
『この辺りで勝手に「肉の聖地」を名乗られては困るんだけど…』と身勝手で肉好きな中じぃ。
「まあ、メニュー見て下さい♪」 と、あくまでも人のよさそうなオーナー…
「それでは…」 とメニューを拝見すると、牛・豚・鶏…様々な燻製料理が!!
「なんだ!! ここで呑めばよかった(涙)!!」と心の中で舌打ちしながら、
「一杯飲った後なんで今日のところは帰るが、いずれまた会う事になるだろう…」
と、捨てぜりふを残し「お待ちしてま~す♪」の言葉を背中に受けながら退店…
てな訳で先日のお休み、早速訪問(笑)♪
乗り出しながらメニューを眺め、前菜には「あん肝のスモーク♪」

燻香は軽め…
いい感じにスモークされている♪
ビール→ワイン…

と思わせて、実は日本酒…(笑)
それも石鎚純米吟醸 ラベル!
なかなかマニアックなイタリアン… 「この店、侮れないぞ(汗)!」 と思いながらワイングラスの石鎚を楽しむ中じぃ♪
これからが勝負!! いよいよ「肉の聖地」のメイン、「肉の燻製!
よくわからんので、「おまかせの盛り合わせ」にした弱気な中じぃ…(恥)

牛バラ・鶏皮・牛ハツ…
悔しいけれど、旨い!!
秀逸だったのは「鶏皮♪」
燻製してから「パリッ!」と焼いてあるんで「香り」と「歯応え」のナイスコラボレーション♪
鶏皮は大好物!焼き鳥屋さんでも必ず注文するがナカナカ美味しい鶏皮には出会えないんで、ついうっかり
「久し振りに旨い鶏皮喰った。」と口からポロリ…
すかさず「ありがとうございます♪」と、オーナー。
「しまった!誉めちまった(汗)!」と小さく呟く中じぃ。
ごまかす様に、すかさず赤ワインをデカンタで注文し「バクバク…」。
更に「トリッパの煮込み」・「鮪カマのアヒージョ」も頂き、デカンタをお替わり♪
でも、何か虚しい…
も少し「脂っこいモノ」が食べたかった… ダメ元で「脂身食べたい!!」(タチの悪い子ども並?)と言うと、
「何だ?そうだったの~! 仕方ないなぁ~♪」と笑いながら何やら取り出すオーナー…(既に主導権はあちら側に…悔!)
「コレ、メニューから外すつもりだった豚バラなんだけど…♪」

「こんなのが食べたかったの!!」と満面の笑みの中じぃ。
「なんでこんなに旨いの外すのさ!?」と聞くと…
「替わりにスペアリブの燻製を始めたので♪」
思えば、唯一の先客が食べていた旨そうな肉の塊がその「スペアリブ」だった気がする… 「盛り合わせ」を頼んだ中じぃのエラーだ…(涙)
悔しいけれど完敗!!スペアリブは次回のお楽しみに取って置くとするか…♪
あ~喰った喰った…♪
やっと店内を見回す余裕が出来ると一枚の貼り紙が…
ん!?
大人気! 玉子かけごはん♪

腹一杯なのに、注文すれば運んでくる素直なオーナー…(そりゃ頼めば出るわな…笑)
玉子の黄身をパルメザンチーズに埋めて余分な水分を抜き、チーズの塩分が黄身に染みるんだと…
パプリカと一緒に、ナント冷や飯に乗っかって登場!!
『「冷や飯は喰うな!」って、親父の遺言なんだよね…不味かったら怒るよ!!』などと訳のわからん嘘をつきながら特製のタレをかけ、この斬新な味に驚きつつ完食♪
お礼を言って、頭を下げて退店となりました(笑)♪
あ~喰った喰った旨かった!!
by田舎にも旨い店有りますよ!! 中じぃ♪

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