エアコンの電源は専用回路が基本ですが、
状況によっては、普通のコンセントから延長することも有ります。
ただし、こんな事をしては絶対にいけません!
古いゆるゆるになったコンセントに差し込んで延長した為に
発熱焼損しています。
今回は、火災になる前に発見出来て良かったですが、
本来、直結してコンセントの増設をしなければいけません。
「電源コードが届かないので、延長コードで繋いでください」
と言って、設置業者が帰ってしまったと、延長コードを買いに来られる
方が時々おられます。いずれの場合も量販店の下請け業者です。
わずか数千円の工賃で、設置工事を請け負わされている業者が
1日で6~7件も設置するためこの様な粗悪な施工をしているのです。
元請けの量販店はこの様な現状を把握しているのでしょうか?
家電の流通の多くを担っている量販店は、下請け業者の選別と
工事の品質をチェックする体制を構築して、もっと社会的責任を
果たすべきです。
電気火災の危険性を無視しての工事は、もはや犯罪行為ですぞ!
それから、この様な接触不良による発熱は、漏電では無いので
漏電ブレーカーは働きません。
くれぐれも、ご注意ください。
追記
2023年現在では、量販店の下請け業者は、
専用回路のコンセントが無いと取付を
しないようです。
町の電気店にエアコン用のコンセント
の工事だけの依頼が多いようですが、
エアコンの販売をしている店の立場では
非常に屈辱的な話ですね。
社会の構造がもたらした不都合です。
この様な家電業界にしたのは、消費者にも責任が有ります。
この様になってしまった以上、量販店にしっかりと
社会的な責任を負ってもらわなくてはなりませんね。
これは現実の話ですよね! 身震いする程怖いです。火災にならずよかったです。