ビクターFS-1修理 No30

Victor FS-1 の修理を受け付け始めて、約2年の間に30台目
になりました。今回はいつもと違った状況なので、投稿して置きます。

ドアーが開かない・操作ボタンが異常等は、良くある故障ですが、
今回は、ボリュウムを左右どちらに回しても音量が下がって
音量を上げることが出来ません??
このボリュウム修理は全部の基板を完全に外さないと出来ません。

基板の裏を見ると、過去にボリュウムを脱着した形跡が有り、
かなり苦労した様で、パターンの剥離も補修してあります。

この辺に原因が有りそうなので、フラックスを洗浄しましたが
原因らしきものが見つかりません?

さらに30倍のルーペで丹念に調べた結果・・・有りました!
プリント配線のランドが剥離している為、ボリュウムを操作
する時に銅箔が曲げられ、折れてしまった様です。

このように、外力の掛かる部品は、基板に密着した状態で
半田付けをしないと、プリントパターンが剥がれてしまいます。
ブリッジをして完了です。

関連記事はこちら14/1/20

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5 Responses

  1. オイッチニ より:

    張子の虎さん ムラさん
    世界的は、ちょっと言いすぎでしょう
    私が惚れ込んだFS-1が少しでも長く皆さんに愛用して
    欲しいと願ってのことですから、何処でも良いんです。

  2. ムラ より:

    お疲れ様でした。  昨年までは全国判と言っていたのが一気に
    世界判になりましたね。 依頼主の方が必至に探してオカダデンキ店にたどり着いてよかったです。新年早々嬉しい記事でした。

  3. 張子の虎 より:

    本当に良かったですね!
    こちらまで、喜んでおられる様子が感じとれます。。
    岡田さんの名前が世界的になつてきますよ!

  4. オイッチニ より:

    加門大地 さま
    FS-1がドイツで活躍するとは、うれしいですね。
    14日には着くと思いますのでよろしく。

  5. 加門大地 より:

    この本体の修理を依頼した者です
    18年前の入社2年目に二人部屋の独身寮から一人部屋に移ったのをきっかけに購入しました。名古屋の電気店で展示してあった処分品でしたが、音と木製スピーカーの美しさに惹かれました。
    CDプレーヤーの蓋が開かず、幾つか不具合を抱えており、どこかで修理をできないものかとインターネットで探していたところ、岡田電気さんのブログを偶然見つけました。
    昨年からドイツに赴任しており、近くこちらに持ってきたいと思っています。
    とても丁寧な作業と、驚くほどの低価格での修理に心から感謝しています。
    FS1を愛用する一人として、多くのFS1がこれからも使われ続けることを願います。
    ありがとうございました。

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