VHSビデオの修理

HR-F13と言うビクターのビデオの
の修理です。
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症状は、ギャーッと音がして早送り、
巻き戻しが出来ないが他は正常です。
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この症状は、メカの状態をコンピューター
に知らせる為のロータリースイッチが
接触不良になってギヤーが噛み合わない
状態でモータが回ってしまう場合が
ほとんどなのでまずそこから点検
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分解してみたら、やはり接点が汚れてる
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2000番のラッピングコンパウンドを
爪楊枝の先につけて汚れを落として
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ナノカーボン接点復活剤を塗布
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これで完了と組み上げて運転したら
全く同じ症状です!??

改めて、メカの動作を確認するために
分解して手動でメカをFF.REWモードに
してみると、ギヤーが噛み合いません。
なんと、ギヤーを押し上げるスプリングが
有りません!!
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内部に落ちていないか確認しましたが
見つかりませんでした。

スプリングのジャンクの中から適当な
サイズのものを探して
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形を作って取り付けました。
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これで完璧に動作をしてくれました。

HR-V3の修理はこちら
HR-V3の修理

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24 Responses

  1. Rina より:

    はじめまして。
    実家のVictorのHR-VX200を修理していたのですが、苦戦してしまい、このブログにたどり着きました。

    症状が、一時停止を押すと映像は止まりますが、音だけ停めた箇所の2〜3秒をリピートして鳴り続けるという症状です。

    一時停止清掃や内部清掃を行いましたが直りません。何か思い当たることございますでしょうか?

    • オイッチニ より:

      Rina さん

      この機種は音声をデジタル処理をしていて、
      早送り再生をしても音程が変わらずゆっくり
      聞きやすく再生するための特殊な機能が有って、
      一時停止の時に、その時の音声を再生してくれる
      親切な機能ではないですか?

      • Rina より:

        ご教授ありがとうございます。
        まさかのそういう仕様ですか。。
        母の頭が壊れたかもです笑

        一時停止押した際に20回に1回くらいは正常に音と映像どちらも停まることはあります。
        また、音だけ流れた状態でもう一度一時停止を押すと(たぶんコマ送りされてます)、きちんと音だけ停ります。

        上記1つ目の理由から何かしら不具合ではある気がしているのですが、デジタル処理しているとなると直すこと難しいでしょうか😭?

        • オイッチニ より:

          マイコン制御されているデジタル回路の動作異常は
          この回路のプログラムの開発にかかわった人でないと
          原因の解析は全く不可能でしょう。
          保存してあるHR-VX200のサービスマニュアルを見ても
          一時停止の時の音声回路の動作についての説明は
          見つかりませんでした。

          • Rina より:

            なるほどです。
            修理不可なんですね。

            お詳しく、ありがとうございました。大変参考になりました。

  2. はまあ より:

    はじめまして。
    機種は違いますが、同じ症状だったので参考にさせていただきました。
    私の場合はバネとバネ掛けの破片が中に落ちていたので、バネ掛けとバネの外れ止めに悩みました。
    ありがとうございました。

  3. みやちゃん より:

    承知しました。
    ありがとうございました。

  4. みやちゃん より:

    はじめまして。
    ビクターVHSビデオデッキの故障関係のネット検索でたどり着きました。
    個人使用の業務用S-VHSデッキBR-S810です。時々撮りためたホームビデオの再生編集に使用していましたが、最近、再生ボタンを押すと時々テープがエジェクト(排出)されて停止してしまいます(うまく再生することもあります)。エラー「32」番のエラー表示が出ます。32はローディン系のトラブルのようですが、想定される故障の傾向と対処方法がありましたら教えてください。アワメーターはまだ300時間程度なので、できればもう少し使いたいところです。

    • オイッチニ より:

      想定される故障の傾向と対処方法などは、
      その機種で複数の修理経験が無ければ不可能です。
      このクラスのメカが民生用と共通点が有るとは
      考えられませんので、残念ながらお役に立てません。
      あしからずご了承ください。

  5. Tanrung より:

    先程のSR-5050の動作についての補足です。

    ツメを折ったカセットを入れた時の動作状況です。

    ①挿入後、ヘッドが回り、ローディング動作に入ろうとするのですが、
    「ウ~」という動作音が小さく鳴ったまま、テープが引き出されようと
    キャプスタンがヘッド側へ少し動いた所で止まります。

    ②しばらくして安全装置が働いて停止・電源OFFへ。

    ③ ①の状態で、安全装置が働く前に、手でキャプスタンを
      ヘッド側に押し出して、ローディングをするのですが、
      テープリール側が回転せず結局②へ

    テープが巻き付いたり、カセットが排出されないということは
    なさそうなのですが、原因は何でしょうか?

    • オイッチニ より:

      民生用のビデオしか扱っておりませんので的確なお答えはできませんが、
      メカ駆動モーターのベルトがスリップしているとそのような症状になります。

      民生用にはロータリーエンコーダーが使用されていて摩耗などで
      不具合を起こす例は多いですが、プロ用となると摩耗の心配のない
      フォトセンサーなどでメカのモードを検知している場合が有ります。

      • Tanrung より:

        こんばんは。
        御教授ありがとうございます。

        あれからもう一度見てみたのですが、ヘッド・キャプスタンは動くようですが
        やはりテープリールが回っていないのが原因のようですね。

        「ウ~」という音と共にと言うことは、ことはスリップなのでしょうね。
        ベルト周りをクリーニングすれば改善するんでしょうか?または、ベルトが
        劣化して切れている可能性もあるでしょうか?

        • オイッチニ より:

          一般的には、リールはキャプスタンモータで回転させますが
          モード切替用のカムギヤーが目的の位置まで回っていないと
          リールは回転しません。
          各ベルトの状態を確認するのが先決ですが、
          そこまで的確に分解組立ができないようであれば
          よくあることで、気が付かないうちに厚み数十ミクロンの
          ビデオヘッドに触れて割ってしまうなど、修復不可能な
          故障を作ってしまう可能性が有りますので、
          ご自分での修理は危険です。

  6. Tanrung より:

    初めまして。

    「ビクターのビデオ修理は数多くの経験が有り」との事で、お伺いしたい事があり書き込み
    させていただきました。

     SR-5050というHR-S10000の業務用タイプの機種なのですが、通電はするのですが、カセットを入れるとハーフローディングされる前に、テープが排出され電源OFFになってしまう現象が発生します。

     色々ネットで検索し調べていたところ、原因がロータリーエンコーダーの汚れではないか??というところに辿り着き、デッキを開け、基盤を外し探しては見たものの、さすがに構造が複雑すぎて、ヘッド周りや駆動系の掃除程度しか出来ない素人の私には、どこにあるのかもわかりませんでした。

     SR-5050(HR-S10000)のロータリーエンコーダーに関連する詳しいHPやブログなども見つからず、放置した状態です。
     
     余談ですが、このSR-5050は元々、かつて、HR-7560使用時に録画したノーマルステレオや音多のライブラリーをデジタル変換するために、13年ほど前にヤフオクで落札してものだったのですが、不完全なりにも映像+ノーマル音声再生での使用可能でした。

     当初は、数か月は使用できていたのですが、数年、中断していた時期があり、2年ほど前にデジタル化作業を再開しようとした時に、先述の状態になってしまいました。

    現時点で、ヤフオクに出品されているものは、ほぼジャンク品みたいなので、使えるものがなく
    万策尽きたか・・・という感じですが、何か情報頂けたらと思っております。
    よろしくお願いいたします。

  7. さるく1949 より:

    はじめまして。
    不具合の原因を探していたらここへ行き着きました。
    SONYのSLV-NX1ですが、早送り巻き戻しのとき、最初は半分ほど巻き上げたときブレーキがかかり、後は再生並みの速度でずっと巻き続けます。一端STOPさせ、FFボタンを押しても高速になろうとしたとたん、ブレーキがかかり再生並みの速度です。
    ですからいつまで経っても巻き終わりません。ベルトの劣化ではなさそうです。
    巻き戻しはいくらか多く巻き戻しましたが、まだ結構残った状態でブレーキがかかり、巻き終わるまで時間がかかります。
    これは何が原因でしょうか?ブレーキの管理はどこの部品で行っているのでしょうか?

    • オイッチニ より:

      申し訳ありませんが、ビクターのビデオ修理は
      数多くの経験が有り、症状である程度の予測が付きますが
      SONYのSLV-NX1のメカニズムについては全く知識が有りませんので。
      残念ですが、的確なアドバイスはできません。
      追記
      一般的には、メカコンがコントロールヘッドの信号や
      リールの回転センサーの信号を計算してテープに無理な力が
      掛からないようにスピードをコントロールしています。
      まれにモード切替カムの異常やモードセンサーの
      接触不良でも、おかしな動作をすることがあります。

  8. 百々之助 より:

    ブログ見て感動しました!今ビデオデッキが壊れてしまい修理中なのですが、もしかしたら何かヒントがあるかもと思いコメントさせていただきました。機種はSANSUIのRVP-100です。vhs再生専用機なんですが、巻き戻しと、早送りが停止状態から始めても、早いスピードで行われません。分解してみたのですが、中は埃もなくほぼ新品に近い状態です。ぱっと見、中身はFUNAIのっぽいです。何か、ヒントでもいただけたら幸いです。キャプスタンにつながるベルトは点検しましたが、変形もなく、綺麗な状態でした。ご連絡お待ちしております。

    • オイッチニ より:

      百々之助さん
      ビデオデッキのメカニズムはマイコンと連携して動作していますので、
      メカの状態をマイコンに伝えるモードスイッチの接触不良があると
      変な動作をする場合が多いです。
      その他、カムの変形や欠けが原因で、FF/REWの時にリールを
      駆動するギヤーの切替ができなくなり、高速回転しなくなる事もあります。
      百々之助さんがどのくらいの技量の持ち主かわかりませんので
      ごく当たり前のことしか申し上げられませんが、失礼があったらご容赦ください。
      いずれにしても、メカの動作を熟知していないと、いじっているうちに
      取り返しのつかない事態になりますので、くれぐれもご用心ください。

  9. mamaれんじゃー より:

    そういえばビデオテープ…最近見かけなくなりましたね。
    我が家にも眠っているビデオデッキがあります…
    もう新しく買うことはない(買えないのかな?)と思うので
    直してくださるお店があると心強いです。
    そういえば昔のビデオテープ…随分長い間見てないな…

    • オイッチニ より:

      mamaれんじゃーさん
      長い間見ていないテープはカビが繁殖している事が多いので
      再生する前にテープに白い斑点がないか気をつけてください。
      レコーダーを何ヶ月も使っていない場合は、万一絡んだり
      切れたりしても差し支えないテープで、試してから使わないと
      テープを痛めてしまうことがあります。

  10. オイッチニ より:

    田舎のおっちゃんさん  いつもご覧頂いて有難うございます。

    設計の初期段階ではバネを付けるはずだったのが、プラスチックの力だけで
    押せることが分かり、バネを省略した結果、プラスチックの経年変化で
    この部分の力が弱くなり、症状が現れたのかもしれません。

    此処を押さなけれギヤーが噛み合わないことが解り、バネを掛ける為の
    構造が有ったので、バネを作って取り付けました。
    あらかじめ知っていたわけではありませんでした(^^ゞ

  11. 田舎のおっちゃん より:

    こんばんは。

    修理の腕もさることながら、そこに、そんな形のバネが付いているって、知っているところがすごいです。流石プロですね。

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