Victor RC-X5MD修理ちょっと難航でした

何年も使わずにいて、カセットのドアーが
開かなくなった故障です。
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前面のスピーカー部分と後ろの電源部分を外し
裏返すと、メイン基板が現れます。
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メイン基板を外すとカセットの部分が外せます
更にカセットの基板を剥がすとメカが現れます。
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原因はベルトの劣化でスリップしてメカが
ストップモードまで動かない状態でした。
プーリはダブルでかけられる構造でしたので
2本かけて、スリップは解決しました。
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更にキャプスタン周辺の錆がかなり有って
落とすのに苦労しました。
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組み上げてこれで終了と思いきや・・・
操作ボタンの数個が反応しません!・・
仕方なく再度分解、操作基板の修理。
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積み立ててテスト・・・・・??
注意していないと気が付かない程度ですが
音が小刻みに震えています。
このまま終了とするわけにもいかず・・・・
もう一度分解して電源のリップルやモーターの
回転むらなどいろいろ見ても異常が見当たらず
念のため錆を落としたキャプスタンの表面を
ルーペでよく見たら、取り残しの小さな錆が
数か所残っているのを発見!
再度錆を完全に落として組立走行テストして
音を確認震えもなく安定しています。
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終了まで3回も分解組立をしてやっと終了。
未知の機種を修理する時は良くあることで
今回も作業は大幅に見積りをオーバーして
しまいましたが、請求は見積金額に調整
しました。

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2 Responses

  1. ムラ より:

    根くらべでしたね
    街の電気屋さんの手にかかると不可能はなし。と
    言いたいです

    • オイッチニ より:

      ご依頼者様の笑顔が何よりうれしくて、採算は後回しで
      完成まで頑張ってしまいます。
      商売としては??ですがね

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