ご自分で部品を調達されて修理を始めたが
上手くいかなくて、当店に修理のご依頼です
とりあえず分解して状況を把握。
パイロットの取付穴が狭いので拡張して、
抵抗の入った側の配線をケースに接着した
ところの写真です。
このアイロンの修理の一番難しい発熱線との
接続が全くなくて、パイロットと発熱線を
サーモスタットに接続する部分も無いので
耐熱電線で作らなければなりません。
耐熱チューブをセットして、パイロットと
電熱線と耐熱電線を接続して、その先端に
サーモスタット用の接続端子を付けます
発熱線と耐熱電線とパイロットの接続は
充分に重ねて3か所でカシメました。
もう一方の発熱線も同様に真鍮線を添わせて
カシメ、先端にネジ止め用の端子を取付、
パイロットの配線の先端にもネジ止め用の
端子を取り付けました。
サーモスタットのガスパイプが配線に触れる
恐れが有るので、形を整えて組立ました。
さらに、絶縁テストで漏電無しを確認。
最後にサーモスタットの動作テストですが
本体の熱容量が大きいので、自動でOFFして
から再度ONするまで時間が長く濡れた雑巾
などで冷やしてもなかなか冷めないので
大変でしたが、これがプロの作業には必要な
温度の安定なのでしょう。
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