静電気対策が不十分だとICが壊れる!

実体顕微鏡用LED照明での実例です。
体に帯電した人が顕微鏡に触れると照明を通じて
電源方向に放電がされるのですが、照明の外側と
電子回路のアース間の接続が不完全だと、
基板の内部に静電気の高圧が入り込み、ICが破壊
されてしまいます。
今回3台ともIC内部のショートが有り、いずれも
放電対策が不完全でした。
IMG_5085

後継機種は対策済みだそうですが、この3台は
IC交換後、静電気対策をすることに。
金属ケースに止めてあるネジが基板に導通しない
構造の為、直接ケースにアース線を付ける事に。
まず、塗装を一部削り取って
IMG_5092

アイス線を導電テープで接着
IMG_5093

基板のアースラインに接続
静電気の放電によるICの破壊はこれで防止できます。
IMG_5091

IC9-10・14-15間の半田は、パラ接続の為の
ショートで、半田ミスでは有りません。
念のため。

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