デジタルホーンのブレスセンサーが
断線したら、修理不可能なのですが・・
今回、他の修理業者さんでは修理不能
だった DH-500の依頼が有りました。
分解して見ると、固定用のワックスを
処理する時に誤ってリード線を一緒に
取除いてしまった様で、絶望的な状態
でした!!
あきれて写真を撮り忘れましたが・・・
実体顕微鏡で可能性を模索した結果、
意外な方法で解決する事にしました。
顕微鏡下で、感圧幕を切開してリード線を
外側に引き出して、ここまで誘導・・・
爪楊枝の頭と比べて分かるように非常に
細くて肉眼ではとても作業出来ません。
一度組み立てて動作確認をしたのですが
感圧幕を切開しているので、コイル側に
息が入って腐食の原因になる可能性あり
なので、ストレッチフィルムを使用して
文章と写真では簡単に見えますが、数日で
延べ6~7時間の作業となりました。
DH-500はオークションでの出品も減り
落札価格も6~7万円と高騰しています
修理不可能から完全に復活が出来た結果、
かなりの価値を生み出せたと思います
単純計算では工賃が3万を超えますが、
依頼主様と相談のうえ、減額をします。
本日修理品無事届きました。まさかブレスセンサーが修理できるとは思っていなかったのでびっくり。音が出た時には感激しました。終活の趣味の一つに素人ですが再開してみます。そして大変な手間がかかっているにもかかわらず値引きまでして頂いて感謝感謝です。本当にありがとうございました。
コメント有難うございます
今回初めてブレスセンサーの断線を修理しましたが
苦労したおかげで、スキルアップが出来ました。
オクターブキー不作動の原因は断線でした。最初はつながっているように見えたのですが……。
はんだ間の隙間が1mm程度だったのでどうすればいいのか悩んだ後に一か八かやってみた。
隣のはんだとくっつかずにどうにか隙間ありで運よくはんだ付け出来ました。
アドバイスありがとうございました。
テニゆき さま
ご自分で解決されたそうで、相応の技術をお持ちだと拝察いたします。
修理の過程で切れたのを気が付かず終了としてしまい、すみませんでした。
また何か有りましたらご連絡ください。
いつも楽しく拝見しています。
すごいですね。この細さのリード線に半田付けする難しさは、やった者しか分かりませんね。
小さなスピーカーか、マグネットマイクのユニットのようです。
理屈は簡単ですが、実際に実行するには、集中力と高い技術を要する作業だと思います。
お見事です!
お褒めを頂いて恐縮です。
今回初めて実体顕微鏡を使って作業しましたが
何とか完了できました。