卒園しました(*^^)v

Posted on Posted in お休みの時のお話

今日は週末の一日でしたがOFFを頂き、娘の卒園式に参加してきました。
娘が通っていたのは、自宅から自転車でも15分かかるチョット離れた幼稚園です。
もっと近くの幼稚園もあったのですが、わざわざ遠くの幼稚園を選びました。

今では《プレ》という制度が一般的なのだそうですが、これは《慣らし保育》みたいなものです。
入園前の年に週に1度程度登園し、徐々に慣らしていくというシステムです。
娘は当初、自宅に近い幼稚園の《プレ》に通いました。
しかし、通いはじめてみて気づいたのですが、楽しいはずの幼稚園にいっても楽しそうにしていない、まったく笑顔が見られません。
他所の子は楽しそうにしているのに、なんで??
最初に《プレ》に選んだ幼稚園は、自宅からも近く、地元では人気の幼稚園で、施設もきれいでした。
私と妻で二人で見学したうえで決めたのですが、どうやら娘には居心地がよくなかったのか合わなかったようです。
「何かが違う?」
今思うと私たち親の選択理由が間違っていました。未熟でした。
近くなくてもいい、施設なんてきれいじゃなくてもいい。娘が楽しくいられるかどうかだ。
我が家の娘は、いわゆる100%天然マイペース型ですwarau
おそらく娘には前の幼稚園のスタイルがまったく合わなかったんでしょうね・・・・・
秋の入園願書提出直前まで迷い、縋る思いで駆け込んだのが今の園です。
忙しい中無理をお願いしたにも関わらず、「ご自由にどうぞ。」と園内を自由に見学、そして園長先生自らが説明をしてくださいました。
大切な幼児期、保育に対する園長先生の語りはとても魅力的でした。
「子どものため、を一番に大切に思い、個を大事に思ってくれること。」
この園までは通うには距離はありました。
でも、娘の為の選択ならそんなことはたいした問題ではありません。
しかし、入園して半年間、娘は登園バスに乗れませんでした。
マイペースなわりにとても慎重なところがあって、居場所を見つけるまで不安で仕方なかったのだと思います。
毎日妻が自転車で園まで送り届けました。帰りも迎えに行きました。
15分とはいえども毎日となると大変です。電動付自転車を買いました。
園では無理にバスに乗ることを強要することもなく、娘の様子をただただ先生と妻と観察し、《いつかは必ず乗れるようになるから大丈夫ですよ》という先生たちの声に励まされ、毎日送り迎えをしました。
他の園だったら、無理にでも乗せることを強要されたかもしれません。
娘の幼稚園は《昭和の香り》ムンムンの雰囲気、廊下は砂っぽく、施設は必ずしも最新ではありませんでした。でも、何より大事なことを実践してくれる園でした。
《個性を尊重する》ということです。
娘は徐々に《幼稚園が楽しい》という気持ちを持てるようになり、そして今日、《幼稚園が大好き》な気持ちで卒園を迎えました。
本当に素晴らしい幼稚園に巡り合えたことは、幼児期の娘にとっては何よりの宝になったと信じています。
私は幼児時代の記憶があまりありません。楽しいことがあまりなく、暗い幼児期だったのかもしれません。
幼児期はメンタルを育てる意味では非常に重要な時期だと思います。別に英語を覚える必要もないし、算数ができる必要もないし、漢字を書ける必要もないと私は思っています。
幼児期には幼児期にしか発達させることができない重要なこと、《こころの成長》が一番大切で、それさえ固まれば後は何とかなるというのが私と妻の考え方です。
《ありのまま自分が受け入れてもらえること》《好きなことを自由にやることに罪悪感を抱く必要がない》と知ること。
まあ、もともと100%天然マイペースな娘が、さらに磨きがかかったマイペース女子になった感が否めませんが(笑)、でも大事な部分を成長させることができた3年間だったなぁと感じています。
あまりのマイペース振りなので、多分小学校に上がったところで何かしら試練を受けるのだと思います。それは仕方ないことだと、ある意味覚悟はしています。でも、《ありのままの自分を受け入れてくれる人が居た》経験は、きっと根っこの部分で彼女をささえてくれると信じています。
素晴らしい先生方、お友だちに出逢えてよかったね。卒園おめでとう!!

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