by 内村 政光
前回、会議の無駄ワースト3、
そして、最悪ワースト5についてお伝えしました。
今回は、「よい会議」についてお伝えします。
役職によってこんなにも違う「よい会議」の概念
ある調査によりますと、「よい会議だった」と思った役職別は、
次の通りです。
一般社員クラス: 言いたいことが自由に言える
係長・主任クラス:結論が具体的でわかりやすい
部長クラス以上
課長クラス: 会議の目的が明確である
となっています。 もちろんあなたの会社の会議参加メンバーが
これと同じとは限りませんが。
言いたいことが自由に言える雰囲気はとても大切ですね。
クリス・アージリスが「推論のはしご」と名づけたはしごを
上ってしまうのは、一般社員ではなくとも会議メンバー全員が
力を発揮するうえで大切なことなのですが。
参加メンバーの心理状態は
つぎに、よい会議となるうえでの参加メンバー
の心理状態を役職別でみていきます。
役職が上にいくにつれて、「会議メンバーが問題意識を共有している」ことが
大切と考える割合が高くなっています。
これは一般社員クラスが、問題を他人事と考えているかどうかとも関係することです。
一人ひとり問題をどうとらえているかを共有することは大切です。
ここをどう扱うかがファシリテーターやリーダーの腕の見せ所となります。
先ほどの問題意識の共有と反対を示しているのが、
「会議で話し合われるテーマについて参加者が興味を持っている」ということで、
一般社員、係長・主任クラスの人たちです。
そして、「有意義だった」と感じた会議ベスト3は、
こちらからご覧いただけます。