藤森 照信氏の講演レポート

130829 藤森氏講演
 先日、「建築士の日」記念講演で、藤森照信氏の講演を聞いた。
知ってる人は知っている、オモシロイ建築を創る、建築家であり、建築史家である。。 
タンポポハウス という、屋根にタンポポ が植わってる家は、当時(1995)の
私たち建築に携わる者には衝撃、というか、当時のエコロジーの最先端をいっていた、という
記憶があります。
 1995年は、阪神大震災が1月に、地下鉄サリン事件が3月にあり、
日本中が、私自身が、当時持ち合わせていた価値観を根底から覆られるような事が
起こり、これからどの方向に進んでいこうか、と思案に暮れていた時だったように思います。
 講演は、処女作(今風にいうと、デビュー作!)の村の施設(写真!)から、
ニラハウスのオモシロ話し、高過庵の揺れるツリーハウスとその後、などなど
楽しいお話しでイッパイでした。
 個人的には、秋野不矩美術館 が好きで、秋野不矩 という日本画家の作品に
興味を持っていた時期(展覧会があった?)に丁度、建てられ、話題になった建物です。
当時、写真で建物を見て、「なんて作家や作品の個性がこんなに反映されてるんだ!」と
思っていたのですが、今回の講演で、秋野不矩さんから当時、藤森さんに依頼があったそうで、
ナルホド、と納得した次第です。。。 
 静岡は、美術館大国で(笑)、でも、洋風の雰囲気のものが多い中で、
この秋野不矩美術館
芹沢銈介美術館は、オススメのところだと思います。
(昔、わざわざ大阪から芹沢美術館には行きました(笑) )
秋野不矩美術館 も、晩秋が似合いそうなので、ぜひ行きたいな~と思った次第。。。
 藤森先生は、とても気取らないカンジで、話も面白くてよかったです。
ただ、建築士の私たちに何か話しがあるか、と思いきや、アッという間に話が終わり。。。
まあ、それらも含めて、お人柄、なんでしょうね
~ 

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