今日は、浦安の液状化被災住宅の改修・耐震相談会の
2回目に、相談者として対応してきました。
今日のチラシ↓
主催は株式会社ICGという設計事務所で、私は仕事をご一緒 させて
頂いている関係で前回7月23日に続いて相談会で個別相談員として
出席してきました。
液状化で傾いた家の沈下修復工事のご相談や
合わせて行うリフォームなどのご相談をお受けするわけですが、
よそでの傾き補修の見積もりなどを持参されて迷っているから査定を、
といったお話や、工事自体にあれこれ迷っている方など…
当然といえば当然… 金額が数百万から1000万円超える工事もあり、
再度地震が来ても保証無し、となれば誰でも二の足を踏みますよね~
液状化の修復工事は、ベストな選択肢がなく(特に浦安など砂層が
深いところは) お施主様も設計・工事会社共に、
「よりベターな方法はないか」を探りながら、そのお住まいに適した
改良・改修方法をご提案していっている、のが現状です。
私も様々な沈下修正工事を調べたり勉強したりしました。
(この半年、建築士会の設計者向けの勉強会を開いたりあちこち参加したり・・・)
どの方法も一長一短で、ベスト案が無い(浦安において)だけに、
設計者もお施主様も、頭を抱えたり、腕組みしたり、、
その中でも、かなり個人的には「いいんちゃう~」(大阪弁のイントネーションで!)
っと思える沈下修正の工法だとは思います。。。
前回のチラシ↓
(このセミナー担当者 設計室ソイルの高田氏特許によるアイリフト工法です。)
液状化対策や工事の話は、またボチボチとお話いたします。。。
ニュースでもあるように、浦安市内での、改修工事は遅々として
進んでいないようです。 被災認定を受けたうちの1.3% ほどしか
補助金申請をしていない。
補助金がもらえる立場ながら、まだ工事決定出来ず迷ってる、
または、契約したけど混んでて待たされて工事できていない、などなど。。。
大変です。。。(このアイリフト工法も今年中の工事はもう無理なようです。。。)
もちろん、市などが行う道路やライフラインの本工事もこれからなので、
それが終わらないと、道路境界や基本の高さ(設計GL)が決められないので、
工事できない、とも言えます。
加えて、今日も相談会中に地震が有り、揺れを感じながらお話してましたが、
いまだに地震がある。ので、工事しても又傾くのでは? と思ってしまう。。。
(大抵の工法は、次の地震には保証無しですが、地震保険には入れるようなので、
次は保険で降りたお金を工事資金に回すことは可能だといえます)
なので、沈下修復工事は難しい・・・・
浦安や被災地以外の方でも、ぜひ、お住まいの耐震改修や補強、災害予防など
(火災報知器をつけるとか、小さいことでも!) 少しでも見直し、
地域一体で防災力を高めていけるといいですね!