昨夜もTVをつけたまま寝ていたようで
朝、目を覚ますとTVの電源はついたまま…
そのままダラダラと見る情報番組も日課になってきてしまった(-“-;)
そんなマッタリとした時間のはずが…
心に突き刺さる特集。
今もなお自分の脳裏から離れない
樋口了一さんという方が歌われている曲の紹介。
その曲名は『手紙 親愛なる子供達へ』というモノ。
興味のある方は先ずは一読下さい
◆ 手紙 親愛なる子供達へ
年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを理解してほしい
私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は
いつも同じでも私の心を平和にしてくれた
悲しいことではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを嫌がるときには思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
いやがるあなたとお風呂にはいった 懐かしい日のことを
悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい
いずれ歯も弱り 飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない
足も衰えて立ち上がることすらできなくなったなら
あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けをもとめたように
よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい
私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないでほしい
あたなを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい
きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです
あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように
私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてくれたことで、私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい
私の子供たちへ
愛する子供たちへ…
☆下記で試聴して頂くことが可能です。
http://jp.youtube.com/watch?v=NAI_ka3T0WA
http://www.teichiku.co.jp/artist/higuchi/disco/cg17_lyric.html
この詩には背景がありまして
ポルトガル語で綴られた詞がチェーンメールで回ってきたとのコト。
よって誰が書いたものか分からないそうです。
実はこの詞、今の我が身に沁みる内容だったりします。
老人介護の実態と、その受入れ背景
介護の世界を志す人々と
その世界に根付いている現実
そして行政
正直、この詞を噛締めた時
心中複雑ではありました
でも、何処か救われた気持ちにもなりました
その現場に直面している方々に
是非読んでもらいたい詞です。
キレイ事な世界ではないとは思いますが
気持ち的にほんの少しでも救われれば幸いです。
3 thoughts on “親愛なる子供達へ”
心打たれましたm(u_u)mありがとうござます
初めて、高みぃです。
読んでいて心が熱くなりました。
こんな風に弱くなったお年寄りに、
一人じゃ何も出来なかった幼い自分を思い浮かべながら接する事が出来たら、
きっとお年寄りに対して、介護に対して、感謝の気持ちで優しく接する事が出来ますね。
改めて人生の先輩方を大切にしようと思いました。
>あゆきちん
>高みぃさん
全てのコトに、今この瞬間の現状が変わらないのなら
自分の考え方を変えてみるのもイイのかもしれませんね。
そんなコトも気付かせてくれました。
モノゴトの本質というか
何気ない日々への感謝の気持ち。
ギスギスとした社会ですが本当に大切なコトはこんなコトなのだろうと
思いましたョ