世界でNo.1を競うスーパーコンピュータが日本の京。
民主党時代にも「2番じゃだめなんですか?」と言われ、最近は自民党政権にも「数ある事業の中で最も説明がされてこなかったのがスパコン(スーパーコンピューター)だ」と言われたわけで。・・・しかし、行政事業レビューのWebは予算を使わないにしても酷いな・・・。
先端科学技術に関連する成果を10年スパンとかで求めてくるとしたら、それこそ政治側にセンスが無い証拠。国家100年の計の中で、無駄と思われる科学技術の何処にに予算を投下するか。
スーパーコンピュータへの投資は絶対的に必要なコトだと思います。スーパーコンピュータがあるからこそできる計算もある。国家の安全保障的な面でも、絶対に保有すべき技術です。
しかし、なぜやり玉に挙げられてしまうのか?
理由は簡単。それこそ成果が上がってこないから。ハードウェアに予算がかかるのは当然だとは思いますが、大事なコトはその上で動くアプリケーション技術。ここを理研とFJで握ってるのがやり玉に挙がる理由だと推測しています。
スーパーコンピュータが出はじめたときにも、日本の大型コンピューターメーカーが競って作りましたが、性能は良くても売れない。理由はクレイコンピュータのアプリケーション技術にやられたから。学習能力がなさ過ぎです・・・ ← 人のことを言えるほどの学習能力ではありませんが。
本来、囲い込むべきモノは安全保障や防災に関連するようなアプリケーション技術であって、産業向けのアプリケーションに関してオープンにしていけばいいのではないかなと。
無駄銭を掛けるのが科学技術への予算。そうも言ってられない経済状況の日本は、何をクローズにして、何処をオープンにすべきなのかを政治がきめて構造改革するのが急務。
TechnologyやScienceを成果が上がらないかと10年20年で潰しちゃダメです。潰すべきは囲い込もうとする官庁と企業の体制。
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