日立製作所が本格的に原子炉廃炉ビジネスに参入の件。
日本では、福島第一原子力発電所の事故があり、原子力発電に対してとてつもない逆風が吹いています。福島の原発立地の住民の皆さんのお気持ちを考えれば当たり前。
しかし、作ってしまった原子炉は、残念ながら廃炉をすると言っても、ビルの解体とは異なりとてつもない困難と期間がかかる。また、現在の軽水炉の燃料は使用済みにしろ長期間の冷却が必要で、いきなり核分裂の世界からもう逃げられないのが人類であり、我々日本人。
とにかく、悪魔のテクノロジーを戦後手に入れてしまった人類は、その面倒をほぼ永久に見なくてはならない宿命にある。
ということで、原子力ビジネスは廃炉も含め、めちゃくちゃ息の長いビジネスとなるのが確定。
学生諸君! これから就職をするにあたって、今時の流行ビジネスや花形ビジネスを狙うんじゃなくて、自分が50歳の頃にも続いている可能性のある市場にあるところを狙う。
人の裏に道あり。
原子力は、言い方は悪いが日陰ビジネスだとはおもうけど、将来にも安定して飯を食えるはず。
誤解を恐れずに言えば、社会的使命性は高いが、近い将来に市場が間違いなく縮小する介護ビジネスは給料が安いとか云々の前に、自分が40を越えたときにどうなっているのか考えてみる。
出版ビジネスしかりです。
これからは、マクロのセンスが必要な時代です。
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