前回の練習では初めて、
他のコーラスの演奏をCDで聴く、ということをしました。
私、彼らは彼ららしい歌をのびのび歌ってくれればいい、
と考えている方なので、
これまで、あまりお手本のような演奏を聴く、聴かせることは避けていました。
演奏は、隣の隣町といった所にある、名門少年少女合唱団。
CDを再生すると、「なにこれー?」と。
最初皆、自分たちが練習している曲だと気づかなかったようです。
でも次第に「えーじょうずー」
と騒ぎだしました。
「こんなに上手にうたわないとだめなのー?」
「たのしそー」
とか反応は子供によって様々でしたが、
年上の子たちは少なからず衝撃を受けたようです。
そういえば、私は中学1年生の時の校内合唱大会で、
3年生が歌う「いざ起て戦人よ」という合唱曲を聴いて、
大変驚いたことを思い出しました。
初めて聴く混声合唱。クラス合唱ですから今考えればどれ程の物だったか判りませんが、
でもその時の私は、先輩男子の大人の声に驚き、
人の声のハーモニーってこんなにスゴい物なのかー、
と大変感動したのでした。
子供たちがいろいろなものに触れることで彼らも思わぬ所に目標を見つけ、
チャレンジする意欲を獲得できるかも知れません。
私たちの務めはたくさんのものに触れることのできる、
「環境づくり」かも知れないなーと思ったのでした。