ジュニアコーラスの夏休みはあけて、練習が再開しました。
7月の本番が終わって、緩んだりするどころか、みんなやる気満々になっている様子です。
どうやらコンサートはとっても楽しかったみたい。
また新しい歌をいくつか歌っています。
しばらくはコンサート用の難しい歌にチャレンジしていたので、
簡単な唱歌をうたってみましょうとなりました。
「海」
松原とおくきゆるところ〜という歌。
これは、戦後間もなく教科書から姿を消した唱歌で、お母さんたちも誰も知りませんでした。
おじいちゃんおばあちゃんは、きっと知っているでしょう。
言葉は難しいのですが、みんなも頑張って歌っています。
結構好きみたいです。
それから、「ふるさと」。
うさぎおいしかの山〜です。
すると上級生の子供たち、「えー知らないー」と口を揃えて言い出しました。
小さい子もまねして「しらないー」「しらないー」と言っています。
なんと、この歌を知っている子は1人もいませんでした。
もう少し大きくならないと、学校でも教わらないのでしょうか。
「この歌は、本当に広く日本人に愛されている歌だから、憶えてかえってね」
と伝えると、みんなうんうんとうなずいていました。
流行歌でもなく、学校でも教えない歌は、歌ってもらえなければ忘れられていく運命です。
でもいい歌がたくさんある。
そういう物をたくさんたくさん歌いたいなあと思っています。