子供たちの名前は昔とはずいぶん傾向が変化しているなといつも思いますが、
先日ある記事で、2012年一年間で赤ちゃんに名付けられた名前のランキングというのを読みました。
昨年の女の子の名前で最も人気のあった漢字は、「結」という字だそうです。
近年、咲、菜、海、花、音といった自然界や動植物にあるものを名前に入れる傾向があり、
そこには自然を求める現代の私たちの関心が示されており、
そして昨年は震災などを経験し、より人と人との絆を大切にしたいという願いの表れではないか、
と記事にはありました。
名付ける、ということはとても祝福的な行為ですが、そこから
単に流行りというだけでなく社会共通の願いといったものが読み取れることは面白いと思います。
さて、最近みんなは3月の発表に向けて頑張っています。
ここのところ、いつもふざけていた子供たちが、声をかけ合って練習することが多くなってきました。
上の子が下の子の面倒を見たり、任せておくと自分たちで色々決めてくれます。
本番に向かう過程の中では特に子供たちの成長を感じます。
以前私の師匠が「合唱の良さは共感しあうことだ」ということを言っていました。
私もそう思います。
ジュニアコーラスもまさに「結ぶ」活動が出来ればと思いますし、
そもそも音楽はそういう力を持っています。
「自分たちの町を子供たちの声で満たそう」
「地域に愛され地域を元気にする合唱団になろう」
当合唱団の名前にもそんな願いがあります。
もうすぐ丸3年になりますが、また初心に帰って進めていかねばと思います。