1月の「卒園生による語る会」の後、
来年度のForYourDream事業説明会を行いました。
今度中学3年生になる4人が対象でした。
ForYourDream事業とは、
それぞれの叶えたい夢の実現を
後援会がサポートする事業です。
でも、ポンとお金を出すのでなく、
申請しプレゼンして承認を得る過程や
事後報告など、
社会のルールを疑似体験してもらうことを
大きな目的にしています。
また早い時期から
後援会を身近に感じてもらいたいとも思い、
在園中学生を対象としています。
社会に出て役立つことを申請してほしいと、
つい大人は考えがちでした。
でも、何人もの申請に立ち会って感じるのは、
思いの外、
子どもたちが担当職員と過ごす個別の時間を
夢として挙げてくることでした。
昨年末から各地で上映されています。
東京の古い児童養護施設が舞台の
ドキュメンタリー映画です。
「ここは、家族?」と聞かれた中学生の男の子が
言下に否定します。
「違う。絶対に家族じゃない。大きな家だよ。」
それが、この映画の題名になっています。
整理しきれない思いを持て余しながら、
たくさんの経験をする中で大人になっていく
なっていかざるを得ない子どもたちを、
映画は丁寧にすくい上げていきます。
「語る会」の映画版のようでした。
今年の中学2年生4人は、
どんな夢を申請してくるでしょうか?
幼くてもいいから、
正直で切実な夢を申請してほしいと願っています。
ほら、春は、もうすぐです。