はい、続きましては自然酒「五人娘」で有名な香取郡神崎町の寺田本家さんのご紹介です。
こちらはTVや雑誌等で良く取り上げられるので、ご存知の方も多いでしょうから、簡単に…
こちらの蔵元さんの拘りは、使うお米は契約農家さんが作った無農薬米のみ！
仕込みに不可欠な水は最新技術の電子水！(仕込みの際、微生物の働きが活発になるらしいっス!!)
麹は何と天然自然自家培養の黄麹菌！(要するに自家製っつー事っす！普通は麹屋さんから仕入れるものなの。)
更に、造りは手間暇かかる「生モト造り！」
一般のお酒は速醸モトといってお酒のモト(酒母といいます)を造るのに手っ取り早く乳酸菌を添加して作ります。それに対し、倍以上の時間を費やし自然の菌の力で酒母を造るのが生モト造りなんです。この造りで仕上がったお酒は全体的にコクのあるしっかりした味わいになります。
でも別に速醸モトを否定しているわけではありません。殆んどの銘酒はこの造りですし、おいしいお酒もたくさんあります。
ま、個人的に生モト系の太い味わいが好きなだけなんです(笑)。
以上、酒造りに必要な米、水、麹、酒母、この四つ全てに拘った上に、更にこの蔵元は、精米歩合(米を磨く割合、例えば精米歩合60パーセントというと米つぶの外側40パーセントを削り取るという事)を敢えて低く(80とか90とか)したり、玄米のままで酒造りをする事で通常の生モト造りのお酒とはまた違う独特の味わいを造っているんです。
ちょっと好みの別れるタイプのお酒かも知れないけれど、一度飲(や)ってみる価値あると思いますよ！
ではまた…
と思ったけど折角ここまで来たんだから、同じ町にある「鍋店(なべだな)」さんも紹介しちゃいましょうか！
鍋店と言われてもパッと来ないかもしれませんね。、蔵は神崎町ですが本店はあの成田山の山門そばにありまして、新勝寺の御神酒にも使われている清酒「仁勇」の蔵元です。店先で湯気の立つ酒まんじゅうなんか売ってまして店内ではお酒の試飲も出来るので、中じぃも年に二、三回は寄っちゃい(酔っちゃい？)ます！
酒壱番でも鍋店さんの商品は色々揃えていますが、今回オススメするのは仁勇「白麹」ですかね…
白麹ってのは通常焼酎を仕込むのに使うんですが、これを使う事により、クエン酸が多く含まれる酒になるらしいっス。クエン酸といえば疲労回復に良いし何よりお酒に爽やかな酸味を与えてくれるんです！
やや甘めで酸味のあるお酒なんで、キンと冷してシャキっとした味わいにしても良いんですがオススメはお燗かな？
ぬるく燗をつける事で酸味がまろやかになり、味に膨らみが出るんです。!
ぜひとも一度お試し下さい！
あー長くなってゴメンネゴメンネ〜m(__)m！
ではまた!!
by中じぃ